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【ロングインタビュー】熊本ゼミナール様 活用事例 後編:デジタルとアナログを融合させ学習効果を上げるMonoxer活用

 🏫 お客様情報

熊本県で一斉指導・個別指導・河合塾マナビス・BEstudio・玉井式などで幼稚園中年から高校3年生までお預かりされている学習塾。学習塾事業以外にも英会話やフリースクール等、様々な形で熊本の教育を実現するための事業を展開

▼Monoxer活用シーン/科目
学年: 小6、中1・中2、中3
科目: 英語、国語、理科、社会
シーン: 中学校準備講座、宿題、定期テスト対策
指導形態:一斉、個別

📈 活用サマリ

導入目的:
・オリジナルコンテンツ×暗記に特化したMonoxerを組み合わせることで、成績の土台となる基礎部分の定着の効率化を実現する。

目的の実現における課題:
・校舎間でのMonoxerの理解や活用における差が生まれ、本部が実現したい成果を広く創出することができない。

取り組み:
・本部と現場の役割/実施事項を明確にし、導入背景と目的をセットで職員/生徒/保護者へ定期的に共有。
Monoxerの位置づけを職員/生徒/保護者に対して明確にし、位置づけに沿ったコンテンツの準備と配信コンテンツをいつ・どのように実施するのか迷わない導線をMonoxer機能と配布物を組み合わせて実現。

効果:
・導入校舎全22校舎での活用差が年々減少し、23年期初には平均で月次タスクの実施率90%以上、学習計画進捗率80%以上の達成。(導入初年度の実施率は70%、学習計画進捗率は60%程度)
・結果、学年・指導形態を問わずMonoxerが日々の学習に役立っているとアンケートで回答いただいた生徒が90%以上であり、校舎⇔生徒、校舎⇔保護者のコミュニケーション量も増加。

▼今回お話を伺った方

・執行役員 教務部部長 宮川様(写真左)
・運営部 ブロック長 兼 宇土校 校長 吉岡様(写真右)

目次[非表示]

  1. デジタル/アナログを上手く融合させた学習指示‧管理方針を実現するまで
  2. デジタル/アナログ融合のポイント①学習コンテンツの用意/配信の方針紙で理解しMonoxerで定着。すべきことは目的に応じて分けるMonoxer
  3. デジタル/アナログ融合のポイント②現場での学習指示・学習管理本部・教室担当・生徒 “全員がやるべきことが明確になる” 魔法のシート
  4. 学習効果の発露と生徒の声‧保護者からの声「”効果があった” が90%」
  5. 熊本ゼミナール様の今後の展望

デジタル/アナログを上手く融合させた学習指示‧管理方針を実現するまで

-内部での体制づくり、内部‧外部のコミュニケーションと合わせて具体的な学習の プランニング、指示‧指導もかなりしっかり取り組み‧推進いただいている印象を持っておりますが、どのように作り上げたのかを以下のポイントでそれぞれお伺いできますでしょうか。

💡デジタル/アナログ融合のポイント

①学習コンテンツの用意/配信の方針

②現場での学習指示・学習管理

デジタル/アナログ融合のポイント①学習コンテンツの用意/配信の方針
紙で理解しMonoxerで定着。すべきことは目的に応じて分けるMonoxer

-吉岡様
初年度は、英単語を講習時期にMonoxerでやらせていました。定期テストに向けて、i ワークコンテンツを自由に使えるように開放していました。そのとき私はかなり強制的に「ここからここまでを必ずしなさい」と生徒に言いながら、毎日記録を貼り出しました。例えば、4つのブックがあったら記憶度の満点が400点、「 390までいってるよ」など声かけしながら400点に向けて使わせていました。

導入二年目はですね、以前は紙のテキストを使っていたのですが、中学三年生の復習用コンテンツをすべてMonoxerに搭載してみようという話になりました。英単語以外の英問や数学に関しては置き換えができなかったので紙で継続をして、国語・理科・社会はすべてMonoxerで問題を作りました。

実際にやってみると漢字間違えへの対応と、理科の作図や計算問題への対応がまだできないことがわかったので、三年目は、まず紙のテキストでやらせてみて、ちゃんと覚えたか定着したかを確認するためにMonoxerを活用するという運用に変更しました。小テストでは合格基準を9割にしていますが、9割に満たなかった生徒はMonoxerで学習するということにしています。まとめると、基本項目の暗記はMonoxerでやって、その他の文章題は紙でやるというように、うまく組み合わせながら進めていったのが三年目です。

-宮川様
Monoxerは「基本的には家で使うもの、小テストで合格基準に満たなかったら塾でさせられるもの」と生徒は理解していると思います。

💡 ポイントまとめ ①学習コンテンツの用意/配信の方針
✓Monoxerの位置づけを明確にし、搭載するコンテンツを整理(紙で理解、Monoxerで定着)

Monoxerは知識定着のために家で活用、もしくは小テストで満たなければやるものとして活用。

デジタル/アナログ融合のポイント②現場での学習指示・学習管理
本部・教室担当・生徒 “全員がやるべきことが明確になる” 魔法のシート

-吉岡様
まずは、職員側が配信スケジュールをわかっておかないといけません。

毎月配信前に内容の一覧や配信日・終了日などスケジュールを職員に知らせています。生徒向けにも、紙面で案内を渡しています。 職員向けにスケジュールを共有するタイミングは、生徒へ配布する一週間前が目安です。状況によってはギリギリになることもありますけど、職員が先に情報を受け取れるように対応しています。

学習管理という点に関しては、二年目に徹底してMonoxerをやるのが当たり前の風土を作ったので、三年目は記憶度に触れなくとも回せたところがありました。なので、特別に何かしたということはないですね。

-宮川様
「Monoxerをやって当たり前」という風土が、かなり根付いているからだと思います。

一度ではなく継続して、Monoxerを利用する意識付けを行っているからかもしれません。例えば中学一年生であれば、学校の試験対策時に計画立てからスタートするのですが、そのタイミングでもう一度ツールの紹介「Monoxerはこうやって使うんだよ」という内容を繰り返し伝えています。各講習でも同じように計画立てをさせますから、「こういうものを使って成績アップするんだ」というところを口酸っぱく言っているところはありますね。ここまでやるのは大変なんですけど、根付かせたら正直勝ちなので、努力して取り組んでいるところです。

-吉岡様
Monoxerでの小テストの結果は、管理画面上で確認しています。

受験校や模試の結果などを管理している別の資料があるのですが、その資料の「毎週の宿題」欄にMonoxerの結果を記録するようにしています。紙で見ている職員もいますし、管理画面で見ている職員もいるという状況ですね。

-宮川様
先ほどお伝えした、各校一名のMonoxer体制が定着したのも大きいと思っています。

月一回、必ず吉岡がミーティングをしてますから。各校の朝会やミーティングの中で、Monoxer担当者が必要な情報を各校舎に届けられているということだと思います。そこに教室長が入ってくることもあったりと、最近では根が増えてきていますね。

💡ポイントまとめ ②現場での学習指示・学習管理
各校舎の先生との連携のために生徒配信の1週間前には配信内容・スケジュールを共有
学習の計画を立てる際に、繰り返しMonoxerの説明を実施し「生徒の当たり前」に
受験校や模試結果などの生徒情報の中に「Monoxerの結果」も記載

※各教室へ配布しているMonoxer活用のためのシート

学習効果の発露と生徒の声‧保護者からの声「”効果があった” が90%」

- 上記の取り組みによって得られた成果や生徒様/保護者様のお声について是非お伺い をさせてください

- 吉岡様
先日、小学校6年生の中学準備講座でMonoxerを使用したのですが、そのあと子どもたちに感想を聞いてみました。今まで使ったことがなく新鮮だったようで「面白い」と言う子や、「(保護者に)タブレット買ってもらっちゃった」とすごく嬉しそうに報告してくれた子もいましたね。子どもが勉強に取り組んでいるという点で、保護者も安心されるのかなと思います。

あと、生徒さん向けにアンケートをしています。「Monoxerが学習に役に立っているかどうか?」「学習計画に対してきちんとやれているか?」という設問です。教科によっては差はあるのですが、一番活用している英語や理科・社会では「効果があった」という回答が約90パーセント。あとは「完全に遅れなくやれているか?」という質問に対しては「遅れはある。だが最後までやっている」という割合が、だいたい80%。生徒さんのアンケートから一定以上の評価が出ていると感じています。

※実際の生徒様へのアンケート結果


熊本ゼミナール様の今後の展望

-最後にMonoxerに関わらず、熊本ゼミナール様の今後の展望についてお伺いをさせてください。

-宮川様
「合格実績を出せる塾になる」というのが、直近の大きな目標です。「自分の子どもをどれくらい面倒を見てくれるのか」という保護者の視点は大きくなってきている実感はありますが、上位層では最終的には合格実績で塾を選択する流れは代わってはないと感じています。

あとは、熊本ゼミナールにはいろいろな部門がありますので、それぞれが廃れることなく発展していくことにも挑戦していきます。地域貢献につながるように、一歩ずつできるところから着実に歩みを進めていきます。

-吉岡様
「通ってよかった」と思ってもらえる塾になりたいです。勉強って本来楽しむものですからね。知識が増えて楽しい、テストで点を取れるようになって楽しい、合格できて楽しい。そんな風に感じる生徒さんをたくさん作りたい、そういう塾でありたいなと思っています。

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