
鳥取城北高等学校様 活用事例 Monoxerで英検®合格数や模試平均点が向上!生徒も教師も笑顔になれた学び改革
導入組織について
鳥取県鳥取市にある私立の男女共学校。1963年に設立され、校訓「質実剛毅」のもと、飾らず誠実で、強い意志を持って挑戦する生徒の育成を目指している。「一生に一度しかない、三年間がある。」という言葉を掲げ、生徒・保護者・教師がともに幸せになれる学校づくりを推進。 |
活用サマリー
Monoxer活用シーン/科目 | -学年: 1-3年 |
|---|---|
導入目的 | ・質実剛毅の精神を軸に生徒一人ひとりのやる気を引き出し、基礎学力の定着を図る。 |
課題 | ・単語テストでは再テストが常態化し、生徒・教員双方に負担が大きかった。 ・学習の過程が見えず、遅れの早期発見・フォローが難しい状況にあった。 |
取り組み | ・英語で1週間100語または100例文を3周反復させるタスクをMonoxerで配信。 ・学習進捗をリアルタイムで把握し、遅れがある生徒には放課後や休み時間で個別フォローを実施。 ・声かけによる伴走支援で自主的な学習習慣を形成した。 |
効果 | ・再テストが不要となり、単語テストの平均点が向上。 ・英検🄬受検者・合格者数が増加。 ・学習進捗の可視化により、生徒のやる気と達成感が高まり、授業では読解・実践練習に時間を充てられるようになった。 ・現在は古典でも同様の成果が見られている。 |
今回お話を伺った方

前川裕次先生(1年生担任 / 英語科)
―お仕事で大切にされていること
生徒に「やればできる」という感覚を持たせることを大切にしています。学習以前 の姿勢や習慣を丁寧に支えながら、生徒が自信を持って学びに向かえるよう、どんな 場面でも粘り強く関わることを意識しています。
―ご趣味、休日の過ごし方
趣味はプロ野球観戦です。生徒の受検結果には冷静に対応できますが、野球の勝敗 にはつい一喜一憂してしまいます(笑)。もう一つの趣味は幕末史の研究で、特に坂本 龍馬を尊敬しています。休日には関連する番組や書籍を通して、当時の志士たちの生 き方に触れながら過ごしています。
【導入目的】質実剛毅の精神を軸に”やる気を引き出す教育”を
―御校の教育方針について教えてください。
―前川先生
うちは「質実剛毅」という言葉を大切にしています。校門を入るとすぐ目につく場所に石碑があって、大きくその言葉が刻まれています。飾らず、まっすぐに、そして基本を徹底するという考え方ですね。校長先生からも「挨拶をきちんと」「ホウレンソウ(報・連・相)を徹底する」という話がよく出ます。技術よりもまず人としての基本をしっかり身につけることが何より大事だと考えています。
ただ、日々の学習や宿題など勉強面も「厳しく管理する」だけではうまくいきません。ですから、生徒一人ひとりをよく見て、その子のやる気や実力を引き出すことを重視しています。生徒は先生からの声かけや接し方次第でどんどん良い方向に変わります。ですので「どうやったらやる気を出してくれるか」を常に工夫しながら向き合うことが求められるんです。
―在籍されている生徒の特徴についても教えてください。
―前川先生
コースによって違いがあります。スポーツ科学コースは入部が前提になっていて、部活動を軸に学校生活を送る生徒が多いです。一方で、志学コースや研志コースは入部が必須ではありませんが、部活をしている生徒も多く、学習への意識は個々で差があります。どのコースでも「授業を大切にする」という意識は共通していますね。授業中に寝ている生徒はいませんし、みんな真剣に取り組んでいます。
こうした多様な生徒が在籍する中で、教師が一人ひとりに粘り強く声をかけ、やる気を引き出すことが学校全体の文化として根づいています。その姿勢が、後にMonoxerの活用スタイルにも通じているのだと思います。
ーMonoxerを導入された背景について教えてください。
―前川先生
前任の進学指導部長が主導で導入を推進したため、当時の詳細までは分かりませんが、ちょうど学校全体で1人1台のタブレット端末導入が進み、ICT活用を模索していた流れもあったと思います。

【効果実感】学習状況の可視化で生徒も授業も劇的に変わった
―導入後、特に「変わったな」と感じたポイントはどこでしょうか?
―前川先生
従来の単語テストでは1週間で学習範囲を決めて月曜日にテストしていました。でも月曜日時点では半分以上が合格できず、再テストを火曜から木曜まで繰り返す状態になっていたんです。
結局、木曜までに2〜3割の生徒が合格できないまま次の週の範囲に手が回らず、古い内容ばかりを追いかける状況になっていました。生徒も嫌でしょうし、部活にも影響する。教師としても、悪い結果に対してフィードバックするだけで手一杯でした。
それがMonoxer導入後をきっかけに、大げさでなく全てが変わったんです。Monoxerは各生徒の学習進捗状況が一目で把握できるので、進捗が芳しくない生徒に声をかけて個別でフォローできるようになりました。つまりは「結果ではなく過程に関われるようになった」ということです。
ですので悪い結果に対してフィードバックする必要はなく、生徒に遅れている分だけ取り組んでもらって、「先生終わりました」「はい、お疲れさま」というやり取りで済むんです。また3〜4日分遅れてから声をかけるのではなく、1日分の遅れのタイミングで声をかければ10〜15分で終われます。
―素晴らしいフォロー体制ですね。着実に取り組まれた成果はいかがでしたか?
―前川先生
結果として再テストは不要になり、単語テストの平均点も向上。やってくれたら間違いなく結果が出るんですよ。さらに、夏期補習では単語の予習をMonoxerで済ませることで授業中に考える時間を増やせましたし、英検®の受検者数や合格者数も増加。学年全体の英語力向上を実感しています。
実際、模試の平均点偏差値も例年に比べて1.7〜2.0ほど高くなっています。国・数・英の三教科の中でも特に英語が最も高く、平均点偏差値としてもこれまでで最も良い数値でした。Monoxerの効果を確かな成果で実感できています。
生徒も教師側も負担を少なくしつつ確かな成果は得られたので、本当に最高ですね(笑)

【活用方針】効率的な反復学習で“1週間100語”を着実に定着へ
―学習範囲やペースの設計はどのように考えられたのでしょうか?
―前川先生
英語では語彙力の底上げを目的に、1週間で100単語または100例文を学習するタスクを設定しています。月曜日に配信し、翌週の月曜日に小テストを実施するサイクルです。あわせて1週間の中で3周繰り返す形にすることで、定着度を高めながらも、生徒の負担が大きくなりすぎないようにしています。
―学習の進め方や生徒の取り組み方に特徴はありますか?
―前川先生
基本は自宅での学習ですが、もし進捗に遅れがある生徒には「昨日の分、放課後やろう」と声をかけ、学校で追いつける時間を設けています。そうすると、居残りを避けるためや早く部活動に行きたいためもあり、休憩時間などで遅れを取り戻す生徒も多く、結果として自主的な学習につながっていますね。

【活用のポイント①】読解中心の”実践的な濃い授業”を実現
―Monoxerを導入して、授業内容にはどのような変化がありましたか?
―前川先生
Monoxerのお陰で単語はもう“勝手に入ってくるもの”になりました。以前は授業中に単語の意味を都度説明していましたが、今は生徒が自分でMonoxerを使って覚えてくれるので、授業では文章読解にしっかり時間を割けます。
とにかく、読む、読む、読む。分からない単語が最小限になって、もし分からない単語があっても「線を引いとけよ」で済むくらいですね。おかげで英検®対策など、より実践的な内容に踏み込めるようになりました。「濃い授業ができているな」という実感がありますね。
また、昨年度までは例文中心で覚える方式を採っていましたが、今年からは「まず単語を習得、次に例文」という二段階構成に切り替えました。1周目は単語の意味をしっかり理解し、2周目から例文で応用させる。この切り替えが非常に効果的で、生徒自身も“覚えた感覚”を持てるようになっています。
―授業以外でのフォローや、学習管理の工夫もされているそうですね。
―前川先生
はい。Monoxerの進捗は日々チェックしていて、遅れている生徒には個別に声をかけています。ちなみに夏休みなどの長期休暇中も、Monoxerの英語課題は毎日継続させていますね。
また長期休暇中の学習管理の工夫としては、取り組む時期を指定しています。たとえば「8月25日にテスト実施」であれば、お盆明けからテストに向けて集中して取り組ませるようにしています。
また、学習が滞らないように「中間点検日」を設けて、生徒一人ひとりと直接話しながら進捗を確認します。Monoxerのデータを見ながら、「今どこまで進んでいるか」「次はどこを重点的にやるか」といった見直しを一緒に行うことで、生徒もやらされているのではなく、自分で計画して進める感覚を持てるようになります。
やはり途中経過を見ながら“過程”に関わって軌道修正していくのが大切ですね。結果として、クラス全体のMonoxerの達成度も高く、学習ペースが整いやすくなっています。
活用ポイントまとめ ・単語定着により授業は読解・英検®対策など応用中心へ ・「単語→例文」の二段階学習で理解と運用力を両立 ・計画立案や中間点検を通じて生徒の主体性を育成 |

【活用のポイント②】生徒との信頼を育む“声かけ”と伴走スタイル
―生徒とのコミュニケーションで意識されていることを教えてください。
―前川先生
自主的に動いて自分で考えられる生徒を増やしていきたいのですが城北では、純粋かつ活発で元気な一方、レールがないと迷ってしまう生徒も一定数いると感じています。だからこそ「一緒にやるぞ」というスタンスで伴走するようにしています。粘り強く寄り添ううちに、生徒たちも前向きに学習に向かうようになりましたね。明らかに生徒たちが変わってくるんです。
それと進捗が遅れている生徒へのフォローは欠かさないようにしています。日割りで進捗が遅れている生徒は放課後に残ってもらいますし、対象者はあえてクラス全員の前で読み上げています。とはいえ、悪い雰囲気にはなることはなく、どの生徒もやればできると信じて毎日粘り強く声がけをすれば、少しずつ前向きに取り組むようになってくれるんです。
―叱るのではなく、自然とやる気を引き出す工夫をされているのですね。
―前川先生
そうですね。少なくとも「できてないからダメ」「家でやってこないとダメだろ」というスタンスでは接しません。あくまで「やってから部活行こう」「できれば6時間目までに終わらせよう」と声をかけることで、ポジティブな雰囲気を保ちつつ粘り強く促しています。結果で評価しない、過程で関わり続ける姿勢が大事だと思っています。
あとは時々、放課後ギリギリに進捗が追いついた生徒が「やった、追いついた!」とガッツポーズする姿も見られるんです。こうした達成感も学びを続ける原動力のひとつになっているのかもしれません。
―保護者の方からの反応はいかがですか?
―前川先生
「スマホばかり触っている」と言われることがありますが、実際はMonoxerで学習していることもあると思っています。学習記録も毎日入力させていて、どの時間に何を勉強したか、次は何をするかを生徒自身が書き込んでいます。学習進捗の裏付けをもとに、保護者へ「しっかり取り組んでいますよ」と伝えられるのもMonoxerの良いところですね。
活用ポイントまとめ ・生徒の特性に合わせ、伴走型で“声かけ”を継続 ・できていないことを責めず、ポジティブに関わることで自主性を尊重 ・学習進捗が見えるMonoxerで、家庭との信頼づくりにも寄与 |

【活用のポイント③】まずは“使えば成果が出る”ことを伝えたい
―Monoxer活用を定着させるうえで、役割分担や組織浸透という点はいかがでしょうか?
―前川先生
Bookの作成やタスク配信、学習確認までは、それぞれの授業担当の先生にお願いしています。私は英語科として全体を見ていますが、担任として生徒に直接声かけもしています。たとえば私のクラスだと、夏休み中に遅れている生徒がいれば「14日と15日で追いつきなさい」「もし追いつけなかったら学校に来て進めよう」などのメッセージを送って伝えています。
ただ、やはり先生によってスタンスは様々です。「単語の覚え方は人それぞれなので、単語帳で覚えるのもよし、書いて覚えるのもよし、Monoxerで覚えるのもよし」という考えの方もいるかもしれません。もちろんそれも1つの正解だと思いますが、少なくとも私は「Monoxerを使えば成果が出る」と感じています。結果が数字で見えるのがMonoxerの強みですし、クラス全体で取り組むことが重要だと思います。1年生で出ている成果をさらに共有できると良いですね。

【今後の展望】他教科への広がりに向けた挑戦
―今後の展望について教えてください。
―前川先生
今は英語に加えて、古典でも自作したBookを配信しています。古典は専門ではありませんが、古典担当の先生に範囲を確認して私が問題を作り、毎週テストを実施しています。すると、その先生から「生徒の得点が一気に上がった」と言われるようになって。英語で培った“反復による定着”のサイクルが、古典でも効果を発揮していると感じています。
今後は、その古典の先生と一緒に「どの範囲で」「どのペースなら」より効果的かを話し合いながら、さらにブラッシュアップしていきたいです。Monoxerを通じて再テストという概念がなくなり、生徒自身が覚える手応えを実感できるようになりました。こうした変化を、英語や古典だけでなく、他の教科にも広げていけたらと思っています。




