2025/9/17

モノグサ、「保険代理店・保険会社 人材育成白書 2025」を発行

金融庁監督指針改正と人的資本経営時代における保険業界の教育課題を徹底調査業界
関係者1,507名への大規模調査により、教育投資の実態と改善の方向性を提示

 記憶のプラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を提供するモノグサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 竹内 孝太朗、畔柳 圭佑)は、保険業界における人材育成の現状と課題を包括的に分析した「保険代理店・保険会社 人材育成白書 2025~人的資本経営時代における教育の現状と課題~」を発行いたします

■白書発行の背景と意義
業界変革期における教育の重要性
 2023年の保険代理店による保険金不正請求問題、損害保険業界における独占禁止法違反認定など、一連の不適切事案により保険業界の構造的課題が顕在化しました。金融庁はこれらの根本原因として「保険代理店への過度な依存」を指摘し、2025年の監督指針改正において「顧客第一主義」の徹底を要求しています。
 同時に、2023年からの人的資本開示義務化により、教育投資は「費用」から企業価値を高める「投資」へと再定義されました。生命保険世帯加入率82.2%という高い普及率が示すように、保険は重要な社会インフラであり、募集人の教育水準は社会全体に影響を与える重要な課題です。

大規模な包括的実態調査
 しかし、これまで保険業界の人材育成実態を包括的に分析した資料は多くはありませんでした。本白書は、代理店現場社員から大手保険会社教育担当者まで計1,507名への大規模調査により、教育投資の実態と課題を定量的に明らかにしました。業界全体の教育水準向上と持続可能な発展への具体的な道筋を示すべく、今回の発行に至りました。

■調査概要
【内  容】
 本白書は、保険代理店の営業担当者・経営者、大手生保・損保の教育担当者など、計1,507名への大規模調査に基づく包括的な分析書です。
【調査対象】
・保険代理店営業担当者:1,021名
・保険代理店経営者・経営幹部:148名
・大手生保・損保教育担当者:338名
【調査期間】
2025年5月27日~同年6月10日
【ダウンロード】
本白書は、以下のURLより無料でダウンロードいただけます。
https://corp.monoxer.com/enterprise/download/insurance-report

■主な調査結果
【第1章】「顧客第一主義」実現への課題
顧客との金融知識のギャップは依然として大きいが、募集人の商品知識不足による機会損失が生じていることが明らかに

    • 商品知識不足により提案機会を逃した経験が「ある」募集人:35.5%
    • 代理店/社員の商品知識不足による提案機会の損失を「大きな課題」と認識する保険会社:70.1%

      【第2章】教育投資の現状と課題
      教育の重要性は認識されているものの、実際の投資計画や効果測定において大きなギャップが存在
      • 今後3年間の教育投資方針が「わからない」大手保険会社:41.7%
      • 従業員1人当たり年間教育投資額を「算出していない」代理店:27.7%

      【第3章】保険業界の教育に必要な4つのポイント
      限られた時間とリソースで教育効果を最大化するため、4つの重要な改善ポイントが浮き彫りに

      • 効率的な学習の必要性|学習時間を「確保できていない」:54.1%

      • 学習体験の改善の必要性|最も負担に感じる研修方法「長時間の集合研修」:34.3%

      • 知識定着のためのフォローアップの必要性|代理店募集人における研修内容の記憶定着度「定着していない」:25.0%

      • 教育研修ツールのアップデートの必要性|「デジタル教育ツールへの投資はしていない」: 34.5%

      【第4章】変化する学習スタイルと教育ツールの進化
      現場のニーズに応える柔軟な学習環境の整備と、データドリブンな教育管理への転換が急務

      • 求められる教育ツール機能1位:「短時間で要点を学べるまとめ動画」25.8%

      • スマートフォン対応や学習者に合わせたデータドリブンな教育管理の重要性を提示

      【第5章】新たな教育手法とその可能性
      AI技術と認知科学の知見を組み合わせた革新的な教育アプローチで、学習効果の飛躍的向上を実現

      • AI活用による個別最適化学習
      • 認知科学に基づく効果的な学習手法(検索練習効果、交互学習等)
      • 学習データを活用した教育改善の実践事例

      ■本白書のポイント

      • 大規模実態調査:1,507名への包括的調査による客観的データ
      • 実践的な改善指針:現場の課題に即した具体的なソリューション提示
      • 科学的根拠に基づく提言:認知科学・教育心理学の知見を活用した教育手法
      • 規制対応への示唆:金融庁監督指針改正への対応策など
      • 人的資本経営への対応:開示義務化時代の教育投資戦略を提示

      本白書は、以下のURLより無料でダウンロードいただけます。
      【ダウンロードURL】https://corp.monoxer.com/enterprise/download/insurance-report

      「モノグサ株式会社」について

      モノグサ株式会社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」の開発・提供をしております。

      記憶は、私たち人類の知的活動の根幹を担うものです。

      人が何かを認識する時や、判断する時。新しいものを生み出す時や、誰かと交流する時も、そこには自らの中に日々蓄積されてきた記憶という土台が必ず存在し、大きな影響を与えています。一方で「英単語の暗記」のように、記憶することは苦しい活動と捉えられてしまうことが多々あります。その苦しさは、情報が記憶しやすい形に整理されていないことや、記憶定着までの手法や管理が個人の感覚に任されていることに原因がある、と私たちは考えます。

      その結果、記憶を無意識に遠ざけるようになってしまい、自らの可能性を形づくる土台をも狭めてしまっているのです。もし、記憶がだれにでも、負荷なく自然に行える活動になったなら、新しい言語を覚えて海外で働くことも、資格をとってなりたい職業に就くことも自由にできます。週末の過ごし方や日常の何気ない会話にすら新たな広がりが生まれることでしょう。

      つまり、人の生き方にさまざまな奥行きと選択肢を与えてくれるもの、それが記憶なのです。モノグサは、“記憶をもっと容易に、より日常にすること”を使命とします。すべての人が自らの可能性を最大限に拡げることで、人生をより豊かに、実りあるものにするために。

      ■会社概要

      会社名 :モノグサ株式会社
      設立  :2016年8月10日
      代表者 :代表取締役 CEO 竹内 孝太朗、代表取締役 CTO 畔柳 圭佑
      所在地 :〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル 7階
      事業内容:記憶のプラットフォーム Monoxer の開発と運営
      URL  :https://corp.monoxer.com/

       

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