Monoxerでコロナによる喪失時間を挽回し記憶定着指導を実践

2020/10/12

KECゼミナールは「教育×エンターテイメント=エデュテイメント」を掲げている学習塾です。Monoxerは2020年6月から導入していただき、小学5年生・6年生の中学受験生や中学1年生・2年生・3年生にご利用いただいています。中学受験対策や定期テスト対策、高校受験向けの家庭学習用ツールとして活用を推進しているそうです。


KECゼミナールブロック長の川畑様に、Monoxer導入の経緯や導入後の教室の変化をうかがいました。

活用ポイント

  • 可視化が困難だった「記憶度(≒定着度)」を客観的な指標として把握でき、実態に伴った指導やフォローが可能に
  • これまで使っていたオリジナル教材「魔法のノート」を、Monoxerでもオリジナルコンテンツとして登録・活用
  • AIで出題内容・出題方式を最適化して反復し、完全定着へ

導入による効果

  • 「覚えたつもりだった」ではなく、「本当に覚えたか」を生徒自身も指導者も正しく把握
  • 添削指導をより手厚くできるようになった
  • 生徒の学習意欲の向上

「失われた420時間」をICTで取り戻したい

 

「教育×エンターテイメント=エデュテイメント」を掲げるKECゼミナール様では、新しいポジティブなチャレンジの一環として、Monoxer導入を検討していただきました。

コロナ禍により、学校・家庭・塾などで子どもたちが学習するはず「だった」時間の概算合計は、420時間にのぼると言われています。

 

<川畑様>子どもたちの「失われた420時間」を取り戻したいんです。弊社は、ICTを用いてこの喪失時間の挽回にチャレンジします。

 

子どもたちの記憶力低下への危機感 

Monoxerは「記憶すること」に特化した学習支援ツールで、覚えさせたい学習内容を入力するだけで自動的に問題が生成されます。学習者は、スマホ等にダウンロードしたアプリで問題を解く仕組みです。

特長は、AIが生徒の習熟度や忘却度に関するデータを蓄積・学習して、一人ひとりに最適化した難易度の問題を自動で出題してくれること。この自動難易度変化により既存の憶える方法よりも効果的・効率的な記憶定着を実現することができます。

出題形式も選択式から穴埋め式、記述式、音声入力式、画像問題まで、さまざまな科目や範囲に対応しています。また、生徒の学習履歴や進捗、正誤状況のみでなく、「定着度」までがすべてグラフなどで可視化されるため、指導者が学習計画を立てやすい点も強みです。

 

生徒に合わせ、問題の難易度が変化する

何ができて、何ができていないのか。指導者側でも一目瞭然

 

知識や技能を「どう使うか」が重視されていますが、「使う」ためには知識を定着させること、記憶(暗記)することが必要です。川畑様は、生徒たちの暗記力低下を強く危惧していらっしゃいました。

 

<川畑様>10年くらい前からでしょうか。「(生徒が)覚え方が分からない」という傾向の高まりを感じていました。それは生徒のせいではありませんが、戸惑いを感じていたのは事実です。以前は、書いて覚える、音読して覚えるなど、いろんな方法を教えてもらいました。しかし、何がその生徒に合っているかは分からないですからね。

 

 Monoxerで「記憶度」を客観的な指標として把握できるように

 

覚えたつもりでも忘れてしまい再び覚える、という学習サイクルは効率的ではありません。

 

<川畑様>これまでは、覚えても短期記憶に留まり忘れてしまったり、「覚えたつもり」という状況だった。

 

Monoxerを活用することで、「覚えたつもりだった」ではなく、「本当に覚えたか」を生徒自身も指導者も正しく把握するできるようになります。MonoxerはAIによる出題内容・出題方式の最適化や、グラフ表示による記憶内容の可視化機能などの機能があり、学習サイクルを効率的にできます。

なによりも、これまで可視化が困難だった「記憶度(≒定着度)」を客観的な指標として把握できる点は大きな変化です。例えば、四択なら正答できるのに、記述になると間違えてしまう、ということは、記憶が知識として正しく定着していないということです。MonoxerはAIで出題内容・出題方式を最適化して反復し、完全定着へ導きます。グラフを見れば、生徒は自分がいま何を重点的に覚えなければいけないかが、一目瞭然になります。また指導者も、学習履歴と定着度の双方をリアルタイムで確認することで、実態に伴った指導やフォローが可能となります。

 

出題形式も自在に変化し、生徒に最適化する

 

強みのオリジナル教材・添削指導をMonoxerでさらに手厚くできた

 

KECゼミナール様は、まず小学5年生・6年生の中学受験生向けにMonoxerを導入されました。

小学5年生・6年生は、受験期が最も早く訪れ、「失われた420時間」の影響が最初に直撃する世代です。暗記要素の強い理科と社会を優先に、小5までの学習内容を反復する家庭学習用ツールとしてMonoxerを活用いただきました。対面指導を必要とせず、進捗管理もオンラインで可能なため、遠隔指導との相性も良かったそうです。

成果を受け、翌月には中学1年生・2年生・3年生にも導入学年を広げ、英語等の他科目の利用も開始されました。現在は定期テスト対策や高校受験向けの活用を推進されています。


KECオリジナル教材『魔法のノート』をMonoxerに登録して使用

 

また、Monoxerの特長の一つにオリジナルコンテンツを登録できる機能があります。KECゼミナール様では、以前から好評だったオリジナル教材『魔法のノート』を、Monoxerにも搭載されたそうです。

また、KECゼミナール様の強みである添削指導も、Monoxerで実施することが可能で、より手厚く指導できるようにしていきたいとおっしゃられております。

 

KECの強みである添削指導もスムーズにオンライン化

 

<川畑様>添削指導ができることも大きいです。

 

国公立中学受験は「適性検査型」という選抜方式が用いられ、ただ正答するだけでなく解法の解説を記述するような問題が出題されます。この添削はこれまで授業中にしかできなかったところ、Monoxerを活用することで家庭でも指導することができ、より手厚さを増していくことができます。

複数校舎の運営が前提のKECゼミナール様では、当初は本部で一律のコンテンツ整備、指導方針を定めて活用開始がされましたが、現在は各校舎ごとの主体的な問題作成、指導への活用が実行されはじめているそうです。

各校舎での推進が進むことで、今後は各地域ごとの特色が強い中学生の定期テスト対策にも活用の幅を広げていく予定とのことです。

 

意外なところで、生徒の主体性が促され、企業理念「人間大事の教育」を体現

導入してから、学習意欲などには確実な手応えを感じているそうです。また予想外の効果もあったそうです。

 

<川畑様>MonoxerのAI機能に感動し「ボクもこういうものを創る仕事がしたい!」と言い出した生徒がいたんです。「もっとこうしたら?」と、出題形式を提案してくる生徒までいました。

 

KECゼミナール様が企業理念として掲げる、学力向上の先にあるものを大切にした「人間大事の教育」そのものですね!

 

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