Monoxerによる記憶定着で基礎固め、南相馬の子ども達に全国で競える学びを

2020/10/26

京大個別会原町校では2020年4月からMonoxerを導入。高校生の生徒様に、受験テスト対策、定期テスト対策、家庭学習用ツールとして、英単語や英熟語、古文単語の暗記のために活用していただいています。塾長の佐藤晃大様に、Monoxer導入の背景や活用方法をうかがいました。

活用ポイント

  • 文法を学ぶ上での基礎となる英単語から着手
  • 短いゴール設定で達成感やステップアップによる効力感を感じられるよう工夫
  • 管理画面で生徒の進捗を確認→記憶定着はMonoxerに任せて、生徒のモチベーションアップに注力

導入による効果

  • 塾内での英単語小テストで全員が90%以上正解したことでMonoxerの効果が検証された
  • 管理画面で記憶度や学習状況は視覚的に把握できると判断し、従来の塾内小テストは廃止
  • 塾生が通う高校で毎週行われる英単語の朝テストで、ほぼ満点に近い得点に
  • 生徒がMonoxerを使い始めて良い結果を得たことで自信を持ち、学習に意欲的になった

教育・情報の格差を乗り越え、全国の同級生と競うためICTツールを活用

京大個別会原町校様は、福島県南相馬市にある小中高一貫の個別指導塾です。震災以降の過疎もあり、都市部との教育・情報の格差が広がることを問題視し、人生を自らの力で切り拓ける人材を輩出するため「南相馬市の子ども達の人生を変える」ために2014年開校しました。

佐藤様は地元・南相馬市のご出身で、かつて神奈川県内の学習塾で教えていたご経験があります。

 

<佐藤様>南相馬市などの地方都市は、首都圏と比較して圧倒的に「教育に関する情報格差」があると感じていました。震災後、子ども達は避難を余儀なくされて過疎も進み、公立高校の入試倍率はほぼ1.0倍となり、学力低下にも非常に危機感をおぼえました。大学受験や就職活動では、南相馬の子ども達も全国の同級生と平等に競わなければならなければなりません。

 

佐藤様は、常に最新の情報を得て、様々な教育ICTツールを吟味し効果的な学習機会を提供することで格差をなくしていこうと力を尽くされています。そのような中、Monoxerに出会ったそうです。

 

<佐藤様>これまで曖昧だった記憶の可視化と、既製品にはない生徒に合った最適な使い方ができる点が決め手となり、採用を決めました。

 

「覚えただろう」と曖昧だった英単語、Monoxerで記憶を可視化し確実に

英単語は、文法を学ぶ上での基礎基本です。京大個別会原町校様では大学受験を見据えて、できるだけ早い学年・早い時期に目標校合格レベルに到達するような英単語学習の計画を立てられています。以前まで生徒は、計画に沿って紙の単語帳で自学していました。記憶状況は、無作為に選んだ小テストの結果で把握する以外に方法がなかったそうです。

 

<佐藤様>生徒も私も、「覚えただろう」という曖昧な確認しかできず不安が残っていました。

 

一方Monoxerは、学習計画を立てたら、あとは配信される課題を生徒がスマートフォンのアプリで解くだけ。学習量は生徒個人の記憶度により変動するので差はありますが、配信される課題を解きさえすれば、必ず全員が設定した期日までに覚えている状態へと達します。そしてその記憶度は、管理画面で可視化できます。

 

<佐藤様>はじめは、本当に覚えられているのか疑問をもち、従来の小テストを併用しました。すると、Monoxer導入後の小テストの結果には、導入前と比べて歴然とした差があらわれ、生徒も私もMonoxerの効果を完全に信じることになりました。英単語記憶のようにシンプルなものからスタートし短期間に成果を実感し、生徒も私自身もMonoxerを信頼したことが、スムーズな導入につながりました。

 

導入前は90%以上正解の生徒もいる一方、半分程の正解率の生徒もいたそうです。Monoxer導入後は全員が90%以上正解となり、効果は明確だったとのことです! 管理画面で記憶度や学習状況は視覚的に把握できるため、従来の小テストはすぐに廃止したそうです。

 

Monoxerは記憶定着の仕組み、生徒個々に合わせ自由にコンテンツ作成

 Monoxerで学習するコンテンツは、英検®︎対策や科目ごとの参考書など出版社から提供されるものを購入することもできますが、管理者や先生が自由に作成することも可能です。Web管理画面からCSVファイルを読み込ませて、簡単にオリジナルの問題を作成し生徒に配信できます。

 

<佐藤様>一般的な記憶アプリはコンテンツが固定のものも多く、生徒一人ひとりに合わせて「発音だけ学習させたい」「読みだけ学習させたい」といった自由なカスタマイズができないことが不満だったんです。その一方でMonoxerは、記憶を定着する仕組みを提供してくれるフレームで、その中身のコンテンツは自由に細かく作れる点が非常に大きなメリットです。 

 

 

大学受験を見据えた長い期間での活用法

京大個別会原町校様では、生徒の目標大学合格レベルに必要な英単語が3000語なら、そのためのオリジナルコンテンツで学習計画を立てるそうです。

具体的には、1年後の記憶定着を目標にしても膨大な量と長期の計画でモチベーションを保つことが難しいため、30〜50個程度に小さく分けてコンテンツ(Book)を作成し、短いゴール設定で達成感やステップアップによる効力感を感じられるよう工夫されています。次に100語、300語、500語というまとめコンテンツ(Book)を、学習計画機能を設定して配信することで確実な定着を図っているとのことです。

 

Monoxerでは、単語帳をまたがって記憶状況や記憶時期を保持し、忘却を加味して生徒に合わせた難易度や頻度で繰り返し単語が自動配信されます。繰り返し配信されることで、覚えたことを受験日まで忘れない状態にできます。

なかには高校3年の春になってから本腰を入れる生徒もいて、短期間で英単語を習得しなければならない場合もあるそうです。

 

<佐藤様>2カ月程でコンテンツを学習するとなると1巡目は1日2時間程度もかかることもあり非常に厳しいですが、数回繰り返すうちに1日5分程度になり、どんどん楽になります。

 

Monoxerを使ってタスクをクリアすれば、期間が短い場合最初は苦しく感じることもありますが、ほぼすべてを憶えた状態で受験日を迎えられます。

 

<佐藤様>導入してからまだ受験を迎えていないので成果は出ていないのですが、生徒からは「単語がわからないことがなくなったから、長文が読みやすくなった」という声があります。Monoxerがそのひとつの要因になっているのでしょうね。

 

朝テストや定期試験のための短い期間での活用法

京大個別会原町校様の塾生が通う高校では、毎週、英単語50問の朝テストが行われています。京大個別会原町校様では、範囲の英単語をテスト前日までに記憶できるようMonoxerで事前に一斉配信されています。

 

<佐藤様>生徒は楽に学習している様子ですが、ほぼ満点に近い得点と大きな成果を上げています。これまで朝テストを重視せず十分な準備をしていなかった生徒も、良い結果を得て自信を持つようになり意欲的になっています。

 

朝テストの範囲は定期試験にも含まれているため、朝テストに向けてMonoxerで勉強することは定期試験にもつながっているそうです。

 

<佐藤様>これまで定期試験であまり得点できていなかった生徒が、Monoxer導入後の1学期期末試験では、単語問題で確実に得点できるようになりました。生徒は「上がってよかった。勉強ちゃんとしてよかった」と、自信がついたようです。

 

佐藤様は管理画面で学習状況をリアルタイムに確認し、捗らない生徒には面談の場やSNSで効果的に声かけをしているそうです。

 

<佐藤様>記憶を定着させる部分はMonoxerに任せて、生徒のモチベーションアップに注力しています。また面談では、生徒に管理画面を見せています。いつどれくらい勉強して、どれくらい定着しているのかが一目瞭然なので、スムーズに進むようになりました。

 

Monoxerで学習した英単語は、一夜漬けの記憶とは異なり確実に定着します。範囲が重複する定期試験でも、受験対策としても、その成果を発揮しているとのことです。

 

基礎固めの記憶学習、定着フェーズはMonoxerに任せる

佐藤様は、Monoxer導入以前まで、記憶を苦手とする生徒にどうやって教えたらよいのか悩んでいたそうです。

 

<佐藤様>これまでも、忘却曲線を意識して定着フェーズへのアプローチはしていました。基礎となる英単語を身につけていないと文法へ進めず、試験でも得点が思うように伸びないからです。活用する中で、理解を促すフェーズは人間が行うべきですが、定着フェーズは人間が教えることは困難で、記憶定着はMonoxerに任せるべきだと思いました。

定着フェーズはMonoxerに任せておけば、期日までに記憶を定着させられます。Monoxerを信用しているので、管理する私たちは、コミュニケーションや理解フェーズに時間と労力をかけられます。生徒は、慣れたスマートフォンでアプリを使い解いて覚えて、進捗をメーターで確認し日々のタスクを100%にすることで、達成感も感じられます。学習のベースをつくるところにMonoxerがありますね。

 

Monoxer活用・成功の秘訣は「型にはまる」それから「型を破る」

佐藤様は、MonoxerなどのICTツールを利用しはじめる時、「型にはまる」ことを徹底するよう心がけているそうです。

 

<佐藤様>「型にはまる」とは製造元の勧める活用法を忠実に使ってみること。はじめから自分流で使ってしまうと本来の魅力がわからないからです。基本通りに使いこなせるようになって、その後に型をやぶる、工夫をするべきだと考えています。

 

今後は、英単語に加えさらに活用の幅を広げていきたいとのことです。

 

<佐藤様>次のステップは、Monoxerで英語の文法、デクテーション、スピーキングに取り組みたいです。Monoxerは音声認識機能や読上げ機能、デクテーションに特化した出題形式も備えており、大いに効果が見込めそうです。 また中学生にも、教科書に沿った英単語の学習などにMonoxerを活用していきたいです。

 

魅力ポイント
1. 選択問題、記述問題、デクテーションなど、生徒個々に合わせ自由にコンテンツを作成できる
2.学習計画機能で配信された課題を解けば、設定した期日までに記憶が定着した状態を実現できる

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