東葉高校は、千葉県船橋市の保護林が残る恵まれた自然環境にある共学の高校です。
有形文化財の歴史的建造物『長屋門』(現在、正門とし『東葉門』と命名)が残る由緒ある台地にあります。今年(2021年)、前身の女子高時代から95周年を迎え、今大きく変わろうとしています。
そのきっかけとなったのは、5年前から始まった学校改革です。県内屈指の進学校である市川高校から、西村桂校長を迎え、学力向上、進学率アップのため取り組みが始まりました。クラス編成、カリキュラムの改善を行う他、「他の学校とは違うことをやる」という信念のもと、ユニークな改革が行われています。その結果が数字に現われ始め、国公立、早慶、GMARCHの合格者を出し、GTZ(GTZ=学習到達ゾーンは、ベネッセ学力テスト共通の指標)B1以上の大学の合格者数は約4.5倍になりました。
そして今、もう一段階上へ行くために、Monoxerが大きな力を発揮しています。学校改革の取り組みとMonoxerの関係を、西村桂校長、英語教員の菅原直弥先生に伺いました。

左:菅原直弥先生、右:西村桂校長

活用ポイント
学校改革の重要課題である英語教育に活用

Vテスト(校内英単語テスト)に向けてMonoxerを中心に学習

生徒の肯定感を高め、アダプティブ・ラーニングの実践に活用
導入による効果

学習の時短につながり部活動への影響が少ない。文武両道の精神を維持したまま成績アップ

英語において爆発的な成績上昇、高1にて英検2級合格者が登場
教員とのコンタクトが増え、生徒の自己肯定感につながった
生徒一人一人の習熟度に合わせることができ、全体的に英単語習得率がアップ 

定員割れから人気校へ、学校改革にMonoxerが大きな好影響

Q. どのような経緯で学校改革を始められたのですか?

A. <西村校長当校は女子校としてスタートし、16年前には共学にしましたが定員割れが続き、今後の少子化問題を考えると私学としては学校経営上、教育の質が落ちることを懸念し学校改革を始めることにしました。
それが、ちょうど5年前のことになります。
当時私は、千葉県内有数の進学校である市川高校の進路部長や広報部長をしておりましたが、東葉高校の学校改革の旗振り役として呼ばれ、こちらに赴任することになりました。
偏差値70の高校からの転任ということで、少しの不安はありましたが、今までの教師生活の中、部活も勉強も“強く”することをモットーとし、それを実現してきました。
当校においても、改革を始めた翌年から定員を超える出願があり、千葉県では人気度がトップクラスになりました。

Q.具体的にどのような学校改革を行っていますか?

A.<西村校長>「“例年通り”という言葉はない」と考え、毎年100の改革を行うと決めました。
クラス編成、カリキュラム、施設、設備など、購買部のお弁当に至るまで、あらゆるところに改革を進めてきました。大きなところでは、クラス編成を変え、進学、特進、S特進、という3段階に分け、国公立、早慶、GMARCHも視野に入れて対応できるようにしました。

Q.学校改革にMonoxerを活用しようと思った理由は何でしょうか?

A.<西村校長>教員研修のためにお呼びした先生から、Monoxerを使うと英単語学習が効果的に行えると伺い、強く興味を持ちました。学校改革が5年目を迎え、新たな取り組みを考えていたところでしたので、ちょうどいいタイミングでした。
また、コロナ禍ということもあり、いつ休校になっても学習に支障がないよう、ICT教育の充実に目を向けていました。この2つが重なるところに最適だったのがMonoxerでした。

A.<菅原先生>当時は他の英単語アプリも検討していましたが、トライアルを行って一定の効果が現われたこと、Monoxerの特徴である「解いて覚える」という「テスト効果」が、記憶の定着につながったことで導入を決めました。また、生徒の習熟度に合わせて難易度を調整できるアプリは他にはなく、導入の決め手になりました。

Q.現在のMonoxerの活用状況は、どのようになっていますか?

A.<菅原先生>2021年4月に導入し、現在、約410名の生徒がMonoxerを活用して、英単語の習得を行っています。当校では、英単語の習得に『英単語ターゲット1200』(旺文社)を利用してきましたが、Monoxerはターゲットシリーズをベースとした教材を提供していることから、スムーズに移行することができました。1日10~15分、校内でも校外でも場所は問わずMonoxerを使い、毎回、課題の記憶度100%を目指しています。

A.<西村校長>今までは、単語習得は何度も見たり書いたりして覚えるといった昔ながらの方法でした。Monoxerを利用してから生徒は、短い時間で効率よく英単語を習得し、記憶の定着ができています。一方教員は、生徒の進捗が把握でき、非常に便利に活用しています。

『英語祭り、Vテスト』などユニークな英語教育を実施、Monoxer導入で躍進的伸び

Q.東葉高校で英語教育に力をいれる理由を教えて下さい。

A.<西村校長>英語は、文系も理系も大学受験に必須であり、逃げられない科目です。また、語学は積み重ねが必要で、習得に時間がかかります。
こういった英語学習を担当の教員だけに任せていては負担が大きいと考え、私、校長が先頭に立ってユニークな英語教育に取り組んでいます。

A.<菅原先生>近年、大学入試における受検英語が複雑化しており、外部試験の利用など幅広い受験スタイルが繰り広げられている現状がございます。英語4技能をはじめ、長文読解や文法などの学習のためにも、単語の習得をしっかり行うことが大切と考えています。

Q.ユニークな英語教育とは、具体的にどのような教育でしょうか?

A.<西村校長>私は「楽しい、面白い」学校にしたいという原点があり、独自のイベントを企画しています。英語の苦手な生徒が多かったので、学校全体で幾つかの「英語祭り」をイベントとして取り組んでいます。「英語祭り」の1つとして、年6回の「Vテスト」と名付けた英単語の小テストを、全学年で行います。出題は「ターゲット1200」から、全学年とも同じテスト内容です。問題集や参考書は3周繰り返すとマスターできるといわれているので、『ターゲット』を1年で1周、3年間で3周繰り返すことができます。Vテストは各回、放送で学年、校内トップ3のランキングを発表し、学期末には、個人賞とクラス賞が贈られます。

A.<菅原先生>校内全員で取り組む祭りということで、盛り上がりや楽しさがあるだけでなく、生徒たちが「やればできる」を実感する場にもなっています。学習で成功体験をすることで、自己肯定感が高まり、学習のモチベーションが高まります教員は、独自でMonoxerの啓発ポスターを作り、校内の目立つ場所に貼るなどプロモーションを行い、生徒たちのやる気を引き出しています。

Q.Monoxerを導入して、英語の成績は変わりましたか?

A.<菅原先生>Monoxerを導入してから、目に見える成果が出ています。Vテストでは連続して満点をとる生徒数が増えました。特に1年生は入学当時からMonoxerを利用しているためか、2年生と同じ人数の満点者が出ています。1年生は母数が少ないので、満点率にすると2年生より高くなっています。

A.<西村校長>また、夏の模試では1年生が爆発的に英語の成績が上がりました。さらに、1学期は英検2級合格者を11名(3年5名、2年5名、1年1名)出しています。準1級も1名出ました。今まででは考えられない結果です。2学期はもっと合格者が出るのではないかと楽しみしています。

A.<菅原先生>さらに「Vテスト係」が生徒からの発案で誕生し、生徒が自らMonoxerのマネージメントを行っています。

Q.Monoxerに関わるVテスト係とは、どのようなことを行うのですか?

A.<菅原先生>Monoxerを通してVテストに向けたモチベーションを上げる係です。私よりも、生徒がMonoxerの目標を伝えた方が、生徒同士のモチベーションアップに役立つと考えました。Monoxerはフィードバックが行えるため、Vテスト係には記憶度90%が何名、テスト結果など、個人名を伏せてデータをある程度公開します。それを係が、生徒たちに向けて発表したり、そのデータ受けて生徒から提案してもらったりしています。Vテスト係がいることで、Monoxerに向かう意欲も上がり、結果的に単語力の向上につながっています。

スマホがICT教育のキーになる時代、Monoxerでスマホをポジティブに

Q.学校教育にスマホを利用することで、問題はありましたか?

A.<西村校長>スマホはいつでも、どこでも使え、電車にのればスマホを見ている人ばかりです。私個人としては、ICT教育はスマホが一番有効だと考えていました。しかし、当校は数年前までスマホは校内では電源を切ることになっていました。私は外部から来た者ですし、一部の教員はスマホに対してネガティブなイメージを持っており、急進的な改革は難しいと思っていました。そこで、先生と生徒が話合いを進め、休み時間だけスマホ使用を認めるなど、少しずつ改革に臨み、ここ1~2年でスマホを自由に使えるようになりました。Monoxerを導入してからは、生徒が授業中にスマホを真剣に操作しているという、今まででは考えられない光景が繰り広げられています。

Q.Monoxerを導入したことで、生徒にはどのような反応がありましたか? 

A.<菅原先生>「どこでも単語の勉強が出来る」、「効率が良い」など、生徒達からは大好評です。授業中にMonoxerを行うと、物音も立てずに黙々と課題を行い、見回りの先生が驚いたという話を聞いています。それだけ、集中して単語学習を行うことに、内心驚きました。
生徒達はMonoxerを勉強というよりも、ゲームのような感覚で楽しんでいるように感じています。

Q.教員にとってのMonoxerのメリットは何でしょうか?

A.<菅原先生>学習した内容を可視化できるため、生徒の進捗に応じたフィードバックができ、クラスごとや個人、それぞれの習熟度の違いに対応できるようになりました。全員が同じ問題を解く必要はなく、それぞれの習熟度によって、一人一人に対応できることが大きなメリットです。現在はアダプティブ・ラーニング(個別最適化学習)といって、個人の能力や習熟度に合わせて適切な学習方法を選んでいくことが効果的であると、論文で多数発表されています。
Monoxerはまさに、アダプティブ・ラーニングが実践できる重要なツールだと思います。
また、Monoxerは、スタンプやコメントで具体的に生徒を褒めることができ、自己肯定感のアップにもつながっています。

A.<西村校長>Monoxerの管理画面は、英語担当の教員だけでなく、全教員が閲覧できるようにしています。担任や他の教員からもスタンプやコメントがもらえるので、生徒は嬉しいと思います。教員たちも積極的にMonoxerを通じて声がけを行い、生徒のモチベーションアップにつなげています。

A.<菅原先生>また、採点や平均点の計算などが自動化されているため、教員の時短にもつながります。今まで採点にかかっていた時間を他の学習準備に使えるので、助かっています。
さらに、生徒が苦手な単語が表示されますので、Monoxerの後に授業内で語源など覚えやすいネタを紹介し、興味もってもらうようにしています。こういったMonoxerと授業の両面からサポートを行うことで、記憶の定着を確かなものにしています。

Q.保護者の方の反応はいかがですか? 

A.<菅原先生>Monoxerの導入によって、「中学時代より勉強するようになった」と保護者の方も喜んでいます。「スマホに夢中になっているので注意しようと思ったら、Monoxerで英単語の学習中でした」といった声をよく聞きます。「正直、こんなに勉強するとは思っていませんでした」と、保護者の驚きの声を聞くこともあります。

大学合格だけが目標ではない、人間力を養う教育にMonoxerは欠かせない

Q.東葉高校の教育においてMonoxerとは? 

A.<西村校長>当校は飛躍的な成績の伸びを見せていますが、進学校にしようとは思っていません。これからの時代を生き抜くためには、ただ大学に合格することだけではなく、起業してビジネスができる人間になって欲しいと私は考えています。「お金を儲ける」というと、日本ではイメージが良くありませんが、国際社会においてもっと貪欲さが必要だと考えています。その延長線上に大学進学があるのです。それには、勉強だけでなく部活動にも力を入れていきたいと考えています。現在、ダンスドリル部は全国1位、テニス部はインターハイ出場など結果を出している部活が増えてきました。限られた時間の中で部活動を行うためには、効率的な学習が必要です。そのためにICT教育、そしてMonoxerの存在が必要不可欠です。

Q.今後は英単語以外にもMonoxerの活用を考えていますか?

A.<西村校長>日本史の先生が大変興味をもっていて、日本史への活用も協議を進めています。私個人としては、古文に活用したいと思っています。助動詞の活用形など、古文でも覚えることがたくさんあります。

Q.東葉高校のMonoxerにおける今後の目標を教えて下さい。

A.<西村校長>Monoxerでは英単語学習では「ターゲット1200」から、さらにレベルアップを行い、最終的には難関大学受験にも対応する「ターゲット1900」に上げていきたいと考えています。

Q.学校改革にMonoxerは欠かせない存在と考えていいでしょうか?

A.<西村校長>学校改革において、Monoxerという着実に結果が現れるICT教育ツールを使うことで、ユニークで効果的な取り組みを行っているという評判が広がります。それが人気上昇のきっかけとなり、いい生徒が入ってくるようになります。その好循環が回り始め、当校はさらに人気の波が高まっています。Monoxerの強力なサポートによって、進化する東葉高校の今後を楽しみにしてください。

【メディア掲載情報】「SDGsファイル チェンジ・ザ・ワールドー世界を変える志ー」

東葉高校におけるMonoxerの活用は、テレビ東京の「SDGsファイル チェンジ・ザ・ワールドー世界を変える志ー」でもご紹介いただきました。下記より放映動画をご査収ください。