セミナーレポート

11/27 定着に苦しむ生徒様を救う「テスト効果」ご紹介セミナー レポート

 

こんにちは! Monoxerの福元です。

11月27日(金)に、『定着に苦しむ生徒様を救う「テスト効果」ご紹介セミナー』を開催いたしました。今回のイベントでは、暗記・記憶定着サポートによる成績向上を実現したい先生方に向けて、暗記・記憶定着において重要な記憶方法「テスト効果亅についてを中心にご紹介いたしました。参加できなかった皆様に向けて、本セミナーの模様をレポートいたします!

 

イベントの流れ

今回のイベントでは弊社ニ嶋より、「テスト効果についてやMonoxer(モノグサ)の概要をご紹介いたしました。

 

12:00 オープニング

12:05 定着に苦しむ生徒様を救う「テスト効果」に関するご紹介

12:30 記憶定着アプリMonoxer(モノグサ)とは

12:50 Q&A

 

定着に苦しむ生徒様を救う「テスト効果」に関するご紹介

記憶する、とは?

まず、私たちMonoxerが日々向き合っている「記憶」についてお話しさせていただきました。

 

みなさんは今朝、朝ごはんに何を食べましたか?

 

パンやご飯など今朝食べた朝ごはんが想起されると思いますが、おそらく、朝ごはんに何を食べたのか憶えようとした方はいないと思います。

私たちの日常には、憶えようとしなくても憶えられていることは多くあります。

それにもかかわらず、英単語の暗記のように、意識して何かを記憶するのは苦しいことだと捉えてしまっています。

しかしMonoxerでは、記憶することそれ自体が苦しいのではなく、「何を憶えているのか」「何を忘れたのか」「そもそも、どのように憶えるか」などを管理することが苦しいためだと考えています。

 

      

 

Monoxerでは、学習過程における「記憶できている状態」を、何も参照せず再現性高くアウトプットできる状態であると定義しています。

学習したことを理解する段階から定着させる段階に移行するとき、正しい憶え方、憶えていることの管理さえできれば、苦しまずに再現性の高い「記憶できている状態」を実現できるのではないかと考えています。

この「記憶できている状態」を実現するために重要なのが、今回ご紹介させていただく「テスト効果」です。

 

効果的な記憶方法「テスト効果」とは

テスト効果とは、テストなどにより対象を想起することによって記憶が定着するという効果です。

2011年にScienceに掲載された論文によると、テストにより対象を想起することは記憶定着にとても重要で、なおかつ、私たちはその効果を過小評価しがちであることが示されています。

 

この論文では、科学の文章を学習対象として、

赤: 一定の期間で読むだけ

黄: 繰り返し読む

青: 読む+概念図を作る学習

緑: 読む+テストによる学習

のそれぞれの方法で学習したときの一週間後のテストのスコアを比較しています。加えて、学習者がそれぞれの方法でどのくらい効果を実感したかも合わせて議論しています。

以下が結果のグラフです(論文より引用)。

 

 

A・Bより、一般に効果が高そうと考えられがちな概念図を作ることによる学習(青)よりもテストによる学習(緑)の方が、どちらの種類の問題でも高いスコアを獲得しています。その差はおよそ1.5倍で、かなり大きな差があると言えます。

加えて興味深いのが、Cの学習後の学習者の評価です。テストによる学習をしたグループでは、一週間後の実際のスコアの方が自己評価よりも高くなっています。このような結果になるのはテストによる学習をしたグループのみです。赤の読むだけ学習も含め、他のグループの自己評価はテストによる学習のグループよりも高くなっています。しかし、結果は1.5〜2.5倍テストによる学習の方が良いのです!

 

この論文から、何かを憶えるプロセスとして、憶えたい情報が目の前に問題形式で出題されそれを想起しながら解くことを重ねる学習は、最も実感(自己評価)が悪く、最も記憶が保持されていたと示されました。

テストはあくまで評価を目的としたアウトプットとして捉えられていることが多いですが、憶えるインプットのプロセスのなかでテストを実施することにより、記憶定着が促進されるのです。

 

「テスト効果」の重要な点

では、「テスト効果」を実際の指導に活かすには、どうすればよいのでしょうか。

 

 

まず、ただたくさん書いて読むなどではなく、演習数を増やし、繰り返し問題を出して繰り返し想起しながら解くことが重要になります。

したがって確認テストを、評価する目的のみならず、授業中や自習などの憶えるプロセスの中でも積極的に実施することが効果的であると考えられます。

また、問題を解き続けることは、憶える方法として適切ではないと生徒様に認識されてしまうことが少なくないため、テスト実施後その場で即時採点することも大切です。これは演習数の担保にもつながると考えられます。

加えて、既に記憶できている情報も出題し続けると、まだ記憶できていない情報を解く時間が減ってしまうため、記憶できていない範囲を中心にテストを実施することが理想的です。

 

「Monoxer」は、この「テスト効果」を最大限効率的に、効果を増幅させることに特化して作られました。

英単語や漢字などの単純記憶範囲に近づけば近づくほど、先生が生徒様それぞれの記憶できていない範囲に合わせて適切な問題を出題し続けることは、容易ではありません。

人間がサポートせずとも、多くの生徒様がテスト効果の恩恵を受け、記憶することが苦しくなくなるためのツールが、Monoxerです。

 

記憶定着アプリMonoxer(モノグサ)とは

次に、Monoxerでご利用いただけるサービスの概要を説明させていただきました。Monoxerは解くことによって記憶を定着させるアプリで、記憶したい情報を登録するとそれら全てが問題の形式に自動的に変換されて出題され続ける仕組みとなっています。

 

 

記憶させたい情報は、以下の方法で作成できます。

1. 単語と単語、単語と画像、 文章などを登録する自力作成

2. CSVファイルでまとめてインポートする補助機能利用

3. マーケットプレイスで 一部出版社の教材を購入するBook購入

 

また、記憶させたい情報の科目や範囲に合わせて、選択形式や書き取りなど、複数の解答形式が用意されています。

 

 

問題は学習者の定着度に合わせて自動的に難易度やタイミングが変化しながら出題されていきます。自然に難しくなる問題を解き続けることで、誰でも自然に記憶定着を実現できる仕組みとなっています。

 

 

またMonoxerでは、AIによる記憶度の算出と忘却速度の算出により、個人に最適化された問題生成を実現しています。

 

 

加えて、期日に「忘れていないこと」を実現できる学習計画機能が特徴的です。Monoxerが個人の記憶度と忘却速度を加味して学習期間を提案し、日次の学習目標が設定されます。試験日に向けた最適な学習計画の作成や、学習計画に遅れていないかをリアルタイムで確認することが可能です。

 

 

加えて生徒様の管理機能も充実しており、先生方は学習管理画面から生徒様の学習状況や記憶状況を確認することができます。生徒様の定着度に合わせてコミュニケーションをすることや、間違え方を確認するなどの管理やサポートを実施することが可能で、生徒様・先生方双方にとって最大効率での記憶定着を達成する機能を多数搭載しています。

 

おわりに

当日ご参加くださった皆様、また、本レポートを最後までお読みくださった皆様、誠にありがとうございました!

今後も、生徒の皆様の成績向上とご指導環境のアップデートに貢献できるイベントを開催できればと考えております。

Monoxerに興味が湧いた!もっと知りたい!という方は、是非資料請求や無料トライアルのお問い合わせをいただけますと幸いです。

https://corp.monoxer.com/contact/

 

また、継続的にイベントの実施をいたしておりますので、是非ご参加を検討いただけますと幸いです。

https://peatix.com/group/7338352

今後とも、解いて憶える記憶アプリMonoxerをどうぞよろしくお願いいたします。

 

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