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こんにちは、Monoxer広報担当の中村です。
2021年8月7日(土)に、『月間50万PV超、No1塾ブロガー・國立塾長が語る "くにたて式ICT活用術"』セミナーを開催いたしました。塾ブログや著書でお馴染みの國立拓治先生に、教育現場における効果的なICT教材の活用方法をご講演いただきました。
勉強のモチベーションを引き出し、成績向上につなげてきた國立先生のICT教育法とは?ICT教育にご興味のある方を始め、教育関係の皆様に本セミナーの模様をレポートいたします!
プロフィール
國立拓治先生 さくら個別指導学院・代表
愛知県岩倉市と兵庫県伊丹市にある「さくら個別指導学院」の塾長。2005年から高校受験を中心に、個別指導を行っています。指導した生徒数は2,000人を超え、日々の指導などを綴ったブログが好評で2018年3月に月間50万PVを達成。ブログを基にした著書、「くにたて式中学勉強法」は6刷、「勉強のキホン」は2刷重版中。21年7月には「くにたて式高校入試勉強法」を発売。発信力の高さから公益社団法人全国学習塾協会にスカウトされ、理事に就任。
【ICT教育導入遍歴】ICTは指導スタイルと相性の良いものを選ぶ
まずは当塾の学習スタイルについて説明します。予習授業に重点を置き、先生1人に対して生徒2人という個別指導を行っています。
教材は、個別指導に特化した教材をを採用しています。以前は、集団指導用の教材を使用していましたが、講師によって授業のクオリティに差がでることがわかり、個別指導用の教材にに2008年に切り替えたところ、大きく底上げができました。
2012年頃からは、指導外教科の自学自習を取り入れ、教室の半分を自習スペースにしました。必修科目の自習と課題点検を行い、学習ペースと学習量を確保しました。
その後、生徒の成績をもっと上げようとICTの導入を考え始めました。導入にあたって、以下の3つが気になる点でした。
1.<費用対効果>費用に見合う効果か?
2.<他との相性>今の指導との相性は?
3.<デバイス>デバイスは揃う?
その後、様々なICT教材を導入し、一見順調のように見えましたが、次の段階へ進むときに問題が露見してきたのです。
当塾のICTは、無計画に増改築を繰り返した家のような状態となっていたのです。
【Monoxer導入レポート】過不足なく最適ルートで暗記が可能に
さらなる生徒の成績向上のために、ICTでこの先何を選んだら良いか、「増改築を繰り返した家」のようになっていた当塾にあてはまるツールを様々考えてみました。
様々な教材の導入を検討しましたが、しばらくは導入を考えては断念するといった時期が続き、当塾のICTに動きがありませんでした。
そこに大きな動きを与えてくれたのがMonoxerです。知り合いの塾長から薦められ興味を持ち、他の先生のツイッターでのMonoxerのつぶやきを見て、2020年4月に資料請求を行いました。5月から少数アカウントでも使用を開始、今年4月から本格的な全面導入を開始しました。
Monoxerのメリットをお話する前に、提供する企業「モノグサ株式会社」の営業の方から聞いた、カッコイイ言葉を紹介します。営業の方は、Monoxerへの想いと技術に絶対的な自信があることが話を伺ってわかりました。そして、「うちと他の教育IT企業の違いはですね、畔柳がいるかいないかです」と話しました。
畔柳さんは、創業メンバーの1人ですが、経歴を拝見しただけでは正直そのすごさはピンとはきません。しかし、一緒に働いている方が、畔柳さんを誇りに想っているという言葉に感動し、会社そのものから熱を感じました。
まず、英単語の記憶にMonoxerを導入してみると、段階ごとに区切られ、練習の過不足なく最適ルートでの暗記が可能になりました。さらに、暗記物の指導にかかる時間と手間が圧倒的に圧縮されました。
また、暗記手順が固定化されているため、生徒ごとの問題点も明確になりました。さぼっているのか、取り組み方に問題があるのか、そもそも能力的に苦しいのか、モヤがかかっていた部分がクリアになりました。
<Monoxerの評価>
1.費用対効果 ◎
2.他との相性 ◎
3.デバイス◎
中でも大きかったのは、「他との相性」です。他のICT教材と重なる部分がなく、親和性も高い、テトリスで例えると“出ると嬉しい長い棒”です。どのような形になっていても後からポコっとはめられるのです。
【Monoxer活用レポート】国語の平均点が過去最高に
Monoxerの力を発揮するのは、「英単語」と「漢字」だと思います。アプリケーションの開発もここに力が入っているのでは、ないでしょうか? 出題形式も手が混んでいます。漢字は手書き入力ができ、書き順のチェックができます。手が混んでいるところが、もしかしたら先ほどの畔柳さんのスゴイところなのかもしれません。
さて、愛知県の高校入試は、英単語において800語程度覚えれば95%はカバーできるとされています。そこで中学3年生に、個人の学力は関係なく800語を目標に取り組みを始めました。GW明けまでに200語、夏休み明けまでに400語、2学期中に200語を目標に設定しました。上位校を目指す生徒は1200語を目標にしています。
正直、英語に関しては英文法などもありますから、英単語を覚えたからといって成績にすぐ反映されるものではありませんが、英単語に関しては記憶の定着は確実になりました。
今までは生徒の言葉だけでしか練習具合を判断できませんでしたが、Monoxerにおいては、「やった」か「やらないかった」が明確にわかります。さらに、やっているのに暗記度が上がらない場合は、何が原因なのか追求することができます。例えば、発音を聞かずに絵として単語を覚えてしまったため間違ったスペルで記憶していた、ということがありました。
一方、漢字と語句に関しては、数値として成果が現われました。教科書の「漢字・語句」を全学年に配信し、GW明けとテスト2週間前に点検を実施しました。
以前から、塾では国語で力になれる場面が少ないと思っていたため、ずっとやりたかったことの1つでした。生徒達も、漢字・語句を覚えることで学校の授業がわかりやすいなど、約半数が手応えを感じていました。
テスト結果にも、数値として現われました。国語のテストの平均点が過去最高をマークしました。
漢字・語句をMonoxerで行っていたため、他のことに集中できたと生徒たちは話しています。
【Monoxer次年度利用展望】Monoxerを全学年の年間課題に
今後の当塾のMonoxerの活用についてお話しします。まず、英単語を全学年の年間の課題とし、点検日をつけて配信します。また、漢字・語句に関しては、中3生の年間課題とし、定期テストだけでなく、入試に向けた課題として導入したいと考えています。
また、上手にMonoxerを使っている塾と仲良しなり、意見交換を行いたいと思います。
それでは、今回のまとめを行います。
・ICT教育は、すべては「生徒の成績を上げる」ために
・人力よりもICTが得意な分野はICTの利用をお勧め
・暗記分野はMonoxerの利用をお勧め
昨日、当塾で英単語のテストをMonoxerで行っている風景を写真に撮りましたが、いい感じに根付いてきたと実感できました。今後はMonoxerを使い倒して、他の塾とも意見交換をしながら高め合えたらと思っています。
おわりに
当日ご参加くださった皆様、また、本レポートを最後までお読みくださった皆様、誠にありがとうございました!
Monoxerに興味が湧いた!もっと知りたい!という方は、是非資料請求や無料トライアルのお問い合わせをいただけますと幸いです。
また、今後も継続的にイベントを実施しておりますので、是非ご参加ください。
今後とも、解いて憶える記憶アプリMonoxerをどうぞよろしくお願いいたします。