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活用ポイント
- 大進コースの英検受験に向けた英単語学習ツールとして活用
- 全ての生徒が必要な英単語学習にMonoxerは効果的
- 少人数で個別指導をする大進コースには学習進度にあわせてMonoxerを活用しやすい
導入による効果
- 知徳高校3年ぶりの英検準1級合格者がMonoxerを活用
- Monoxerの学習内容と成果に結びつき、モチベーションが高まる良い循環ができている
- 学校説明会で生徒が自主的にMonoxerを使った学習の様子を説明
Monoxerを英検受験対策の英単語学習ツールとして導入
Q.日吉先生のご担当科目、携わっていらっしゃる業務を教えてください。
普通科大進コースという大学進学を目指す定員20名のコースがあり、そのコース長をしています。このコースに就いて8年目です。2回卒業生を送り出して、3回目の卒業生となる2年生の担任をしながら、英語を1〜3年生まで見ています。
Q.知徳高校の特色をお聞かせください。
4学科9コースの多様性です。様々な地域から集まった生徒たちが、普通科、情報ビジネス科、福祉科、創造デザイン科の4学科や部活動で頑張っています。
普通科、情報ビジネス科、福祉科は2年進級時にコース選択をし、選択したコースで3年まで履修します。専門学科の生徒は入学時点で自分の進路を決めて入学してきます。福祉科であれば、中学卒業時点で福祉の道を志すわけですから、志の高い生徒が多い印象を持っています。
Q.大進コースのご担当ということですが、進学先の傾向等はございますか。
20名と小規模ながら、進学先は様々です。ここ2年ぐらいは推薦など総合型の受験科目を設けている大学に進む例も目立っています。語学研修や各種コンテストへの参加など勉強以外でアピールできる部分を増やしていること、また、少人数の利点を活かし個別指導にも力を入れていることなどがその理由です。
去年は筑波大学、早稲田大学など上位校への合格者も出していますし、法政大学、成城大学など有名校へ合格した生徒もいます。県内の公立・私立の大学に進むケースもあります。全体的には生徒それぞれの学力に合わせた個別指導が特色といえます。
Q.日吉先生はMonoxerをどのようにして知られましたか?
2020年1月にモノグサの営業の方からご案内をいただき、デモアカウントを頂いて、トライアルをしてみました。実際に使ってみたところ、面白そうだと思って、昨年度から大進コースの1〜2年生に導入しました。今年から大進コース全学年と進学コースの一部で使っています。
Q.導入のきっかけを教えてください。
大進コースは創設15年になりますが、英語教育の充実を看板に掲げてきました。1年目から英語の授業時数を多くし、コロナ禍前は2週間の海外研修を行ったりしています。その一環として「2年時に英検2級合格」を目標に設定しています。
英検にライティングが導入されたことで点数の1/3を稼げるようになりました。少人数の利点を活かして個別の添削指導を行えることで、英検2級の合格実績が上がってきました。今では毎年平均して半数程度の生徒が2年生のうちに英検2級に合格しています。
この成果を大学受験に結びつけようと考えたときに、英検準1級が壁となっていました。今年3年ぶりに準1級の合格者が出ましたが、合格者はMonoxerで英単語を勉強していた生徒でした。
Q.準1級レベルになると単語のみでは合格できない印象がありますが、単語に特化したという点の効果をどのように見ていますか?
私の経験上、英検準1級は単語力が重要になります。語彙力を問う問題が、20問ほど出題されます。私も複数回にわたり準1級を受験しましたが、リスニングや読解よりも、単語の20問を確実に取れていれば受かったということを経験しました。
リスニングや読解は2級レベルの実力があれば太刀打ちできるので、単語力の上積みがあれば準1級に合格できると考えています。
Q.Monoxer導入にあたって「難しい」「上手くいかない」といった部分はありませんでしたか?
自分自身がMonoxer上でbook(問題集)を作成し、生徒に配信するまでに慣れが必要でした。また、生徒が意欲的に使ってもらえるように試行錯誤を重ねています。
Monoxer活用率は8割、生徒自身の気づきにより利用が広がる
Q.Monoxerの生徒の活用率を見ると、8割の生徒が週1回以上はMonoxerを使っていらっしゃいますね。
導入当初はなかなか使ってくれませんでした。 少しずつ生徒の活用率が高まっている印象です。
Q.生徒は普段どのような形でMonoxerを使っていますか?
宿題で出すなど一定の強制力は持たせて使ってもらっています。2ヶ月スパンの区切りで問題を作成して、学習させています。意欲の高い生徒は自分で進めているケースもあります。これまでは紙ベースの学習が主体でした。
Q.生徒の活用が盛んになった理由は何でしょうか?
効果実感が大きいと思っています。
大進コースは1年生の秋に英語合宿をやって、3月に海外研修があるのですが、今はコロナの影響で海外研修を行わず、2年時にも3回ぐらいに分けて国内でイングリッシュキャンプを実施しています。そういった場面で、Monoxerの成果を実感している生徒が増えているのではないかと見ています。
加えて、電車通学の生徒が積極的に使うようになり、通学のルーティーンに取り入れているとも考えています。
また、「英検に受かっているのがMonoxerをよく使っている生徒だった」というのも生徒同士の間で認識されてきており、その点からも効果があることを実感してきているということはあると思います。
英単語の重要性はわかっていても、なかなか身に付けるのに苦労するというのが実態です。このようにMonoxerの効果が表れている部分に生徒も気づいてきたというところを感じています。
効果実感という点では、Monoxerを使って小テストを実施するのも効果的です。
在校生が自主的にプレゼン!体験入学に来た中学生にMonoxerを紹介
それから、中学生の体験入学という行事があります。見学に来た中学生を前にして、在校生が各コースの授業内容を紹介するプレゼンを行うのですが、進学コースの在校生がMonoxerを使った学習の様子をスライドを使って説明していました。
私が指示したわけでもなく、そういうことがあったというのを後から聞かされたのですが、そこまでMonoxerに馴染んできているとは思っていなかったです。私が考えているよりも生徒自身のほうがMonoxerの効果を実感しているということなのかもしれません。
Monoxerを使った学習の取り組みと成果について、生徒それぞれに把握できることが強み
Q.他の先生方はMonoxerをどのように見られていますか?
他の先生方も夏期講習でMonoxerの時間を組み入れるなど、高く評価しているようです。
私もモノグサから提供いただいている、各科目のベースの学習ができる基礎コンテンツは有用性が高いと思っています。
学習のベースとなる知識定着の部分でMonoxerの良さが広まれば全体の底上げになると思います。
先生方の間でもMonoxerの名前は知られるようになってきましたが、これからもっと実際の効果についての認知を拡げていければと思っています。
Q.日吉先生が感じられるMonoxerのよい部分をお聞かせください。
従来の単語帳で学習し、小テストで確認するというやり方では、点数は出ても実際の定着度や学習への取り組みの状況はわかりませんでした。その点では個々の生徒の取り組み状況と成果が見えるので、それを指導に活かせる点が強みだと思っています。
英語学習全体を考えても、スマホアプリは効果が高いと考えられます。単語やリスニングは毎日の継続が大切なので、スマホで手軽に取り組めるのは大きなメリットです。通学時の利用も同様で習慣化できる部分です。
Q.今後、Monoxerの活用をどのように拡げたいと考えていますか?
今の段階では他教科に広めるよりも、英単語の学習の有効性の部分をより突き詰めていくことを主眼においています。Monoxerの小テストや取り組みランキングなど生徒がMonoxerでの学習モチベーションを上げる取り組みを通して、更に英検の合格実績を高めて行きたいです。
少人数で生徒それぞれ個別に対応できるのが本校のメリットなので、そういう点でMonoxerは活用しやすい環境だといえます。
Monoxer導入当初に比べて、運用の方法というか計画的にMonoxerを使ったカリキュラムを作れるようになってきました。そういった部分でもより効果的にMonoxerを活用できるようになっていくと思っています。問題を生徒に配信するタイミングや問題数の調整など効果を高める余地はまだまだあると思いますので試行錯誤を続けたいです。