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1986年、東京でスタートしたAUアカデミースクールは1994年に岡山県岡山市に移転し、30年以上の歴史を誇る地域に根ざした学習塾です。小学生から高校生までを対象とし、速読、読解、プログラミングなどを含む幅広い学習コースを備え、生徒一人ひとりの様々なニーズに応えています。個性を尊重した指導を行い、「学ぶ」楽しさ、 「わかる」喜び、「できる」自信の実感を育成しています。
2020年にMonoxerを導入し、中学生メインで活用しています。Monoxerを活用している科目は英語が中心ですが、理科と社会でもユニークな活用を行っています。授業時間内に「Monoxerタイム」を設けることで、生徒達が競い合うようにして取り組んでいるそうです。
活用ポイント
- 英語を中心に理科と社会に活用
- モチベーションを引き出す「学習回数ランキング」
- 授業時間内に「Monoxerタイム」の設置
導入による効果
- Monoxerで定期テスト直前に学習することで、点数のUP
- 各生徒の教科別活用状況とランキングを毎週報告することが、ご家庭での適切な声掛けの材料に
- 「Monoxerタイム」で生徒たちが競い合って100%を目指し、真剣に取り組む
- ❝Monoxer命❞というほど夢中で取り組む生徒も登場
「学習回数ランキング」をモチベーションアップへつなげる
Q. ICT教材を使い始めたのはいつですか?
5年前に初めてICT教材を導入しました。導入の理由はICT教材そのものに興味があったことと、私1人で小学生から高校生のクラスを受け持っているので、指導時間や授業準備時間の効率化を図りたいと思ったからです。
Q.Monoxerは2020年に導入されたということですが、どのような活用をされていますか?
学年は中学生がメインです。科目は英語が中心で、理科と社会にも活用しています。英語は文法と単語、熟語の記憶定着に活用、理科と社会は重要語句の記憶定着に活用しています。
Book(問題集)は参考書や問題集などを参考にして、自分で作成しています。「週に何回作る」といった決まりを作らずに、必要な時に問題を作成したらその都度生徒に向けて配信するという形にしています。
作成したBook(問題集)の中で、1つ1つの設問の難易度や重要度により、択一問題のみにしたり、自由入力までの設問にしたりと、工夫しています。
Q. AUアカデミースクールはMonoxerの活用率が非常に高いですが、その理由を教えていただけますか?
理由として考えられることは2つあります。1つは保護者の方々に、お子様別のMonoxerの教科別利用状況と、塾内でのランキングを毎週メールでお伝えしているからだと思います。ランキングは達成度ではなく、あくまでもMonoxerの学習回数の順位で、上位5位まで発表します。上位は、わりと同じ生徒さんが多いようです。ランキング入りを目指すことが、生徒たちのモチベーションアップにつながっているようです。
Q.保護者に向けたメールはどのような形で送っているんですか?
Monoxer管理画面上で見れる「学習者の週間分析」の情報を基に、お子様の教科別の学習回数と、塾内の5位までの週間合計ランキングに、一言添えて配信しています。すると、「今週はがんばったね」、「今週は5位に入ったね」と保護者の方々が子どもを褒める要素となります。
これによって、親子で前向きのコミュニケーションがとれ、生徒達はもっとMonoxerに取り組むというプラスの循環が回っていくようです。
「Monoxerタイム」で、さらに活用率アップ
100%にしたいという意識が記憶定着へつながる
Q.活用率の高さの理由となっている、もう1つの理由は何でしょうか?
授業内に「Monoxerタイム」をつくっているからだと思います。今まで、中学生は1時間30分の授業でしたが、それを10分短くして、理科社会の時間として20分をプラスしました。最初は、この20分で、紙のワークで学習するようにしていたのですが、ワークより、Monoxerの方が学習しやすいようで、時間になると、自らタブレットを取り出し、Monoxerで学習をし始めます。当塾では、これが、当たり前の光景になっています。
Q.Monoxerを使うと生徒さんが集中してくれる理由は何だとお考えですか?
生徒たちは「暗記したい、憶えたい」と思ってやっているのではないようです。とにかく「100%にしたい」というゲーム感覚でMonoxerに集中するようです。Monoxerにハマる生徒の中には❝Monoxer命❞になっている生徒もいます笑。
Q.❝Monoxer命❞の生徒さんとは?
❝Monoxer命❞の生徒は中学生で、大変な努力家です。「自分はもともと賢くない人間なので、勉強をしなければできるようになりません」と謙虚な姿勢で勉強に取り組んでいます。Monoxerでは次から次へとBook(問題集)を100%にしています。
その努力によって、学校の定期テストの成績は学年で1,2番が多いようでほとんどの科目で100点か、100点に近い点数をとっています。このような努力家の生徒にとって、Monoxerはとても相性がよいと感じています。
Q.先ほどのお話の中で、紙のワークよりMonoxerの方を好んで取り組むというのはどうしてだと思われますか?
Monoxerは現代の子どもたちに合っているのだと思います。幼い頃からゲームに親しみ、スマホやタブレットというのは日常的に存在している世代です。紙のテキストよりも、勉強という感覚が薄らぐようのではないでしょうか。
Q.「Monoxerタイム」を設けて、先生のご感想はいかがですか?
こちらが取り組む場所と時間さえ提供すれば、どの生徒も進んでMonoxerに取り組んでくれる感覚があります。家ではあまり取り組まない生徒でも、授業内ではしっかり取り組んでいます。
また、授業内で行うことで、クラスの仲間同士で正答率を競い合い切磋琢磨しています。特に今年の中学2年生のクラスは同じ部活の生徒が多いせいか、その傾向が強くみられます。
理科、社会はMonoxerを活用して効率的に学習
Q.中学生コースは数学、英語と理科、社会だそうですが、「Monoxerタイム」を設けて科目の配分はどうなっているのですか?
中1と中2の数学と英語の授業は、それぞれ1時間20分で、その後の20分の「Monoxerタイム」で理社を中心に学習するという配分となっています。
Q.授業の中で理科、社会を行う理由は?
岡山県の公立高校入試は国語、数学、英語、理科、社会の5科目で、内申点が30%になっています。塾でも理社を行うことが入試対策だけでなく、定期テストの成績をあげて内申点あげることにもつながるからです。
Q.Monoxerでは理科、社会も先生が問題を作っているのですか?
そうです。ご飯を食べて寝る時間以外は、Monoxerの問題を作っているくらいに、スキあらば問題をつくっています笑。
無理なく勉強してもらうことが塾の方針
Monoxerは自立的に学習ができる優れたツール
Q.Monoxerを導入されてからのご感想は?
生徒たちに憶えさせたい効果的な問題の作成方法が自由にできる、この自由度の高さはICT教材として初めてでした。また、今まで宿題を出しても、本当に取り組んでいるのか、憶えているのか、見えにくかったことが可視化できて助かりました。
Q.保護者の方々からご感想を聞いていますか?
毎週送っているレポートをご覧になって「子どもを褒めることができる」「ごほうびをあげられる」など、声をかけるポイントができたという声を聞きます。逆に「他の子はこれだけMonoxerをやっているのだから、がんばろう」とモチベーションを上げるように促すこともできるという声も聞いています。
Q.MonoxerとAUアカデミースクールの相性はいかがですか?
塾で大切にしていることは、無理のない学習方法で学力をつけてほしいということ。強制的に勉強してもらうのではなく、自立的に学習ができるように育てています。こういった当塾の方針とMonoxerは相性が良いと感じています。