「やらなあかんな」生徒の学習習慣を定着させた、難関高校合格を目指す理科・社会でのMonoxer活用方法とは

2022/4/6

駿台・浜学園は、大阪府の難関公立高校受験に専門性を持つ塾です。少人数制のクラス指導とコーチングによる、生徒一人ひとりへのきめ細やかな対応が強みとなっています。

駿台・浜学園では、高校受験で優先順位が後回しにされてしまいがちな理科と社会への対策として、2021年4月からMonoxerを導入いただいています。

理科・社会でのMonoxerを活用した受験対策と、生徒に毎日継続してMonoxerに取り組んでもらうための工夫について、駿台・浜学園阪急豊中校ICT担当の、山名健太先生に伺いました。

活用ポイント

  • 中学3年の夏までに、理科・社会の中学1年〜中学2年までの範囲を仕上げる
  • Monoxerの定着度と進度のランキング表を校舎内に掲示して、生徒同士が切磋琢磨できるようにする
  • 管理する先生もMonoxerに実際に取り組み、声掛けに説得力を持たせる

導入による効果

  • 日々の中で勉強に取り組んでいないことに危機感が芽生え、勉強への意識が高まった
  • 昨年比での理科・社会の点数がアップ

大阪の難関公立高校を目指す少人数制クラス指導

駿台・浜学園の特色を改めて教えてください。

駿台・浜学園は、大阪府の難関公立高校受験に専門性を持っています。他塾でも同じくらいのレベルの高校を目指されているところもありますが、通っている生徒の層が広い分、志望校も結構上位から下位まで幅広く対応しているところが多い中で、駿台浜学園阪急豊中校は、北野高校・茨木高校・豊中高校の三つの難関公立高校が中心になっています。そのような高校を目指す子達が集まってるので、ある程度特化した指導ができます。

 

指導面ではどのような強みがありますか?

少人数制のクラス指導をしています。集団授業は、同じ目標を持ったライバルと競い合う良さがある一方、集団が大きくなりすぎると個々に対する取り組みが弱くなってしまいます。少人数にすることで、個別にも対応できる強みがありますね。

 

先生と生徒との距離もかなり近いんですね。

そうですね、生徒との話し合いの場も多く持つようにしていて、 少人数制のクラス指導に加えて、コーチングもしています。Monoxerの取り組みが弱い子などは呼び出して、実際に管理画面を見せながら「7日間進捗ゼロやけど、どういうことなん?」みたいなやり取りをしています。個々への対応が強いことで、生徒達が自発的に取り組むきっかけを作れているのかなと思います。

 

学習時間に見合った力がついているのか?理科・社会の確実な定着を目指しMonoxer導入へ

Monoxerは、2021年の4月から導入いただいているんですね。導入を検討いただいたきっかけは何だったのでしょうか?

駿台・浜学園は2017年にできた比較的若い塾で、非常にフットワークが軽いんです。普段使ってる教材の改訂や切り替えは通常なかなか難しいのですが、「もっとこの方が生徒にとって良いんじゃないか」という案があれば、即変えることができる雰囲気です。ICT に関しても、私自身ICT担当としてよくICT展などに足を運んで情報収集をしています。その中でMonoxerを知って、4月の本格導入の前に何ヶ月か試験導入してみることにしました。

 

Monoxer導入にあたって、他社のICTツールなどとの比較はされましたか?

Monoxerを導入するまでは他社の学習管理アプリを使っていて、並行してMonoxerを中学1年・中学2年で試験導入しました。他社のアプリも良い面はあったのですが、学習時間に見合った力がついてるのかどうかという部分では疑問がありました。実際に生徒がちゃんと取り組んでいるのか、その結果がどう出るかも管理していきたいという思いがありました。その点を、Monoxerであれば解消できるかなという期待がありました。

 

学習面では、Monoxer導入にどのような期待をしていただいていましたか?

社内で、確実に理科・社会を定着させていきたいという想いがありました。ただ、生徒に「理科・社会も大事やから授業取れよ」と声掛けをしても、英語・国語・数学と比べるとどうしても優先度が低いんです。最終的に不合格になってしまう子の特徴として、理科・社会の完成度が低いというのは我々のデータの中でもありました。大事だとわかっていても後回しになってしまう教科なので、それをなんとか中学3年の夏の終わりまでに、中学1年・中学2年の範囲を完璧に仕上げられないかなと考えていました。

その中でMonoxerの試験導入をする機会があり、国語の漢字と英単語を試したところ、理科・社会でも使えるんじゃないかと思いました。「日々取り組む」ことを習慣付けられるんじゃないかという期待があり、本格的な導入に話が進んでいきました。

目の前の課題に取り組むだけで定着が実現ができる

まず最初に、どのように活用を始められましたか?

まずは中学3年の理科・社会で、中1・中2の範囲の復習として活用を始めました。Monoxerがあるだけで、生徒が「今日は理社やってないな、やらなあかんな」という考えが起きるのは大きいです。テストなどの機会があって「やばい、やらなあかん」と思っても、入試に近づけば近づくほど取り返しがつかなくなってしまいます。日々の中で勉強に取り組んでいないことに危機感が芽生えるというのは良いことだと思っていて、実際に使っていても各校舎の満足度も非常に高いです。

 

Monoxerの学習計画はどのようなスケジュールで配信されていますか?

中学3年の8月末の模試を大きなゴールとして、4月から4期に分けて配信をしました。中1の前半の内容・中1の後半の内容・中2の前半の内容・中2の後半の内容ですね。各期の末に確認テストをしました。

 

中学3年の夏以降はMonoxerをどのように活用する予定ですか?

中学3年の夏までは理科・社会メインで進めていて、国語・数学に関してはそこまで力を入れていませんでした。中学3年の2学期以降は、理科・社会はある程度仕上がっていて中3の範囲を残すのみで、数学と国語に負荷をかけていく方針です。なので、Monoxerの負荷も、自ずと小さくなっていく計画ですね。

 

生徒様には、Monoxerをどのように紹介していただいたのでしょうか?

まず前提として、理科・社会を盤石なものしていかなければならないということを、入試のデータなどから説明しました。でも、漠然と「やらなあかんな」と思っていても人はなかなか取り組めないので、日々の目標を持って欲しいと伝えました。それを踏まえて、Monoxerは、日々目の前の課題を100%にすることでそれが知識となって定着していくものだと紹介しました。生徒にとっても、自分で計画を立てて不安なまま取り組むよりも、目の前の課題に遅れなく取り組むだけで定着が実現ができる方がわかりやすいですし、取り組みやすいですからね。

「忙しくても、こんだけ上位にいんねん」先生自らMonoxerに取り組み、声掛けに力を入れる

継続して取り組んでもらうために、どのような働きかけをされていますか?

校舎やICT担当によって差はありますが、阪急豊中校ではかなり積極的にリアクションやメッセージなどでの声掛けに取り組んでいます。他の校舎でも、校舎に呼び出してカウンターに並ばせて校舎のタブレットで取り組ませるなどはしていますね。

また、阪急豊中校での取り組みとして、Monoxerの定着度と進度のランキング表を校舎内に掲示してることは大きいですね。Monoxerを使っている生徒全員分のランキングを掲示しています。ランキングの上位の方にいる子は、維持したい気持ちでさらに取り組みますし、下位にいる子は焦ってハイペースで追い上げてきます。

 

声掛け以外にも工夫された点があるそうですね。

私自身も、以前までは生徒と同じペースでMonoxerに取り組んでいたんです。生徒と同じランキングにも入っていました。「言っとくけど、先生死ぬほど忙しいからな。忙しくても、こんだけ上位にいんねんから、言い訳は許さへん」って声掛けしていました(笑)やっぱり、同じ苦しみを味わっている人が声掛けするのと、Monoxerがどんな仕組みでどんな問題が出ているか知らないのに「やれ」ばかり言う人では、説得力が違うと思ったんです。

それだけ個人の取り組みを見て対応ができるのは、やはり少人数だからこそなのでしょうか?

そうだと思いますね。あとは、それぞれの校舎のICT担当がどれぐらい活用状況を気にしてるかというのもあると思います。通勤の途中でも管理画面は見られるじゃないですか。見ていたらその分、取り組みが弱い生徒に対しては「やってへんやんけ」と声を掛けられるし、朝に取り組んでいた生徒に対しては「朝早くから頑張ってんな」と声を掛けられます。

声を掛けられた生徒は、「見てくれんねんや」と次の日の朝も取り組むでしょうし。人数が多くなると網羅できないと思うのですが、先生が抱え込める人数で管理してるというのは大きいと思います。

「Monoxerが無かったら、絶対朝から理科・社会勉強していない」モチベーションを継続できた

Monoxerを導入してから、生徒様の取り組みは変化しましたか?

Monoxerはゲーム感覚で取り組めて楽しいので、非常に前向きに取り組んでくれました。また、日々理科・社会に取り組まなきゃいけないという意識とモチベーションを継続できたという声はありましたね。私自身も生徒と一緒にMonoxerに取り組んでいたとき、通勤の電車の中でアプリを開いて勉強していたのですが、Monoxerが無かったら絶対朝から理科・社会勉強していないと思います。

 

管理する側の視点では、導入する前と導入した後でどのような変化がありましたか?

以前使っていた他社の学習管理アプリでモヤモヤしていた点、本当に取り組んでいるのかとか結果が結びついてるのかってというところは、Monoxerを導入してある程度クリアできてると感じましたね。

 

夏が終わって、具体的な点数や成績に成果を感じている部分はありますか?

理科・社会に関しては、点数としてはかなり去年より良いです。社会の方が特に相関性がありました。理科に関しては、記憶だけではなくて数学的な要素が入ってくる部分もあるので、社会と比べたら少し相関が見えづらいです。ただ、点数的にも生徒の意識も、確実に上がっています。

 

Monoxerを導入してから、ICT担当として変化や発見を感じられた点はありますか?

ICTに前向きな先生とそうでない先生って、どこの組織でも分かれるかと思います。我々は会社としてMonoxerを導入して中学3年に取り組ませていくことが決まっている一方で、校舎によってあまり前向きでない先生が多い校舎は、自ずと生徒のMonoxerの取り組みも甘いんです。なので私も、Monoxerに取り組んでくださいと言うのですが、それでも取り組みは改善しないんです。

ただ、今までのアナログ的な方法でも結果は出せることを証明したいのか、成績は結構出るんですよ。間接的な成果ですね。Monoxerを入れたことで、そこに反発するような考えの人も燃えて、全体としての成績も上がるという面白いことが起きていますね(笑)

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