全学年の朝学習で活用中!Monoxerで英単語力を強化して「国際対応力」の基礎を身につける

2023/10/11
「実学実践」を教育理念に掲げる桐生大学附属中学校。2011年に設立された私立中高一貫校です。これからの時代を生き抜くために必要な「国際対応力」を身につけるため、英語教育に注力されている学校です。英語力の基礎となる「英単語の学習」を目的として、全学年でMonoxerをご導入いただいています。今回は導入のきっかけや活用方法について、教頭の小保方重夫先生、理科の渡辺桂祐先生、英語科の高津あかり先生の3名にお話を伺いました。

活用ポイント

  • 英語力の基礎となる「英単語の学習」にMonoxerを活用
  • 結果だけではなく、生徒の「学習過程」や「努力」への声がけが可能に
  • Monoxerでの「学習計画進捗率」を成績へ反映

導入による効果

  • 英単語コンテストの平均点が前年度に比べて上昇
  • 生徒の学習習慣の定着に貢献
  • 英語だけでなく、他科目への活用検討を進める

英単語力強化のため、朝学習でMonoxerを活用

 

Q.桐生大学附属中学校の特色を教えてください。

<理科担当:渡辺先生>
創立13年目の私立中高一貫校です。群馬県には私立中学の数がそもそも少ないので、珍しさがあるかもしれません。本校には、「特別進学コース」と「進学スポーツコース」の2コースがあります。日本の伝統文化である能やを体験する授業が特徴的ですね。

 

 

国際対応力のある人材になるためにも、まず自国の文化を理解してゆくゆくはその内容を英語で伝えられるようになろうという狙いがあります。

 

 

<教頭:小保方先生>
本校には「実学実践」という教育理念があります。自ら知り、自ら考え、自ら行い、自ら確かめる「知考行確(ちこうこうかく)」を行動指針として、創立当初から英語教育に注力してきました。特に3〜4年前からは「知考行確」の実践として「対話力」 「考える力」「国際対応力」の3つの力を伸ばしていく21世紀型先進教育の取り組みを進めています。中学3年生が中心となりますが「国際対応力」を育む代表的な取り組みとして、ニュージーランドへの中期留学プログラム、オンライン英会話の実施、短期国内英語研修を実施する「グローバルマインドセットプログラム」があります。その他、全学年が同じ問題に取り組む「英単語コンテスト(通称E.W.C: English Word Contest)」があるのも本校の特徴です。

 

Q.御校ではすでに多数のICTツールを導入されていますが、今回Monoxerを新たに導入したきっかけを教えてください。

<理科担当:渡辺先生>
本校では、学力別にクラスを編成しています。学力差のある生徒たちに対して「各々のレベルに合った学習ツールを提供したい」と思っていたところに、モノグサさんからお電話をいただきました。以前からMonoxerのことは知っていましたので、そのお電話をきっかけにすぐ本校でのトライアル利用に進むことになりました。

 

Q.現在どのような場面でMonoxerをご活用いただいていますか?

 

 

<理科担当:渡辺先生>
本校では、8:10-8:30を「朝学習の時間」としていますが、その時間の使い方が課題になっていました。曜日ごとに各教科担当が多目的室に待機して生徒の質問に応えるなどしていましたが、あくまでも任意参加のため、教室で何もせずに過ごしている生徒も見受けられました。また、この時間に宿題をやっている子もいるのですが、私としては宿題ではなく自学自習の時間として活用してほしいという思いがありました。

<教頭:小保方先生>
職員で検討を行い、朝学習の時間は全学年で英単語コンテストの学習のためにMonoxerを活用することに決め、今年度から運用をスタートしています。これまでも朝読や100マス計算など、さまざまな取り組みを行ってきましたが、はっきりと学習効果のわかるものはありませんでした。その点、Monoxerに関しては「Monoxerを使用して学習すると得点が上がる」という結果が出ていますので、学習効果を実感しています。

 

 

<理科担当:渡辺先生>
実際に4月と5月に実施した英単語コンテストの平均得点を比較すると、5月の結果の方が8.4点高い結果となりました。また、Monoxerでの学習進捗率も16.7%増加しており、朝学習にMonoxerを利用することが徐々に生徒にも身についてきていること、Monoxerで学習することで成績が向上している生徒が出てきていることを感じております。

 

生徒の学習過程や努力の”見える化”

Q.御校では特に英語教育に力を入れていらっしゃいますが、具体的に英語科でのMonoxer活用方法を教えてください。

<英語担当:高津先生>
本校には月に1回、学年に関わらず全生徒が同じ問題を解く英単語コンテストがあります。回答形式は一問一答ではなく、並べ替えや英文和訳、英作文など出題形式はさまざまで、1回の英単語コンテストで150〜200単語が出題されます。英単語コンテストは授業の中で取り組む内容ではないので、Monoxer導入以前は生徒任せの学習となっていました。自分の勉強方法を確立していない生徒や、英語に苦手意識を持つ生徒にとっては「どうやって勉強したらいいのかわからない」という状況だったと思います。

 

 

Monoxerを導入した現在では、次の英単語コンテスト出題範囲の課題を学習計画つきで配信したり、授業の冒頭もしくは最後5分にMonoxerで問題を解く時間を設けるようにしたりしています。また、英単語コンテストとは別で新しい出題範囲の課題を学習する前と学習完了時に事前テスト・事後テストを実施し、生徒にMonoxerの学習効果を実感してもらう機会も設けています。英単語コンテストの平均点で言うと、前年度よりも今年の方が高くなりました。生徒のレベルはその年ごとに異なるので一概には言えませんが、これまであまり勉強していない生徒たちがMonoxerを使うことによって少しでも英語に触れるようになる効果はあるなと感じます。

また、英単語コンテスト本番のテストは紙なので「Monoxerでタイピングして憶えた英単語を本当に書けるのか?」という懸念も一部あったのですが、生徒の様子を見ている限り、問題なく書けていると感じます。手書きでも端末からの入力でも、繰り返し問題に取り組むことが記憶の定着に繋がっているのかもしれません。

 

 

Q.Monoxer導入をして、どのような効果を感じられましたか?

<理科担当:渡辺先生>
これまでの朝学習では「何を勉強するか?」を生徒自身が考えるところから始まっていましたが、今年は英単語コンテストの勉強をMonoxerでやることが方針として決まっているので、学習すべき内容が明確になりました。迷ったら「とりあえずMonoxerで勉強しよう」という生徒が増えました。

<英語担当:高津先生>
英単語コンテスト後に、これまで勉強している様子が見られなかった生徒から「Monoxerでやった問題が出てた!」「書けなかったー!」など、以前にはなかった反応がありました。今回正解できなかったとしても、やったことがテストに出ていることを実感できたようなので、少しずつ憶えられるんじゃないかなと期待しています。

 

Q.Monoxerを使い始めて、ここがよかったというポイントはありますか?

 

 

<英語担当:高津先生>
渡辺先生も同じことをおっしゃっていたのですが、これまで見えなかった生徒の努力が見えるようになりました。以前は、テストの結果でしか誰がどれくらい取り組んだのかわかりませんでしたが、Monoxerを使えば管理画面から学習進捗がわかるので、努力の過程を褒める声がけができるようになりました。

 

Q.Monoxerを生徒さんに使ってもらうための工夫は何かありますか?

<英語担当:高津先生>
英語に関しては、今年度からMonoxerでの学習計画の進捗率を「観点別学習状況の評価」という成績項目に加味していて、生徒にもその旨を伝えています。朝学習に参加していない生徒やMonoxerで学習をしていない生徒への利用の後押しになればと思っています。

 

英語以外の教科へのMonoxer活用を検討

Q.最後になりますが、今後どのような学習にMonoxerを活用してみたいとお考えでしょうか?

 

 

<英語担当:高津先生>
本校では卒業までに英検準2級取得を推奨しているので、英検対策としてもMonoxerを活用していきたいです。Monoxerを使えば、数ヶ月後の英検当日に向けて学習計画を自動で作成してくれます。生徒が自分で学習計画を作成するのはなかなか難しいので、Monoxerで作成された学習計画を活用することで、計画的に勉強を進めることができるのではないかと思っています。

<理科担当:渡辺先生>
英語以外の教科、理科・数学・国語への活用も広げていきたいです。理科に関しては、すでに用語集から抜粋してMonoxerで暗記問題の配信を行っています。今後は、配信する問題の選択肢として図を含んだものを作成してみたいですね。他教科に関しても、習熟度別の問題を作成してみたいです。

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