セミナーレポート

8/25【Monoxer導入組織向けWEBセミナー】「2学期への準備はこれでOK!〜実操作と座談会で理解するMonoxerの使い方〜」セミナーレポート

2023年8月25日(金)Monoxer導入組織向けのオンラインセミナーを開催いたしました。 「導入はしたけれど、どんな機能があるのかわからず活用が進んでいない」 「実際にいつどこで生徒に利用を推進したらいいのか、運用面で迷いがある」 といった先生方に向けて、「2学期に1つでも試してみよう!」と思っていただくことを目指して開催しました。前半は、実操作をお見せしながら「Monoxer基本操作」をご案内。後半は、座談会の形式で所属学校や担当学年がそれぞれに異なる4名の先生をお招きして、各校でのMonoxer活用事例について”生の声”をお伺いしました。

 

登壇者プロフィール

ミンチェンス・シャーク先生(松本国際高等学校)
所属6年目。主にDPコーディネーターとして活動。担当教科は英語科。本校は部活動も盛んで全国大会に出場経験もある。また、長野県で唯一の国際バカロレア日本語DP認定校。

川人 祐介先生(なぎさ公園小学校)
赴任9年目。担当教科は理科。本校は体験学習と英語学習に注力しており、小学3年生以上は教科担任制を採用。ご自身の理科の授業ではChromebookやMonoxerなど、さまざまなICTツールを織り交ぜながら授業を実施している。

諸橋 琢磨先生(早稲田実業学校中等部)
所属10年目。英語科を担当。本校の高等部では約95%が早稲田大学へ進学。生徒に学習習慣をつけるためにMonoxerを活用中。

釣 愛先生(富山商業高等学校)
赴任4年目。国語科を担当。本校は、全国的にも珍しく全員部活動制を採用。運動部・文化部ともに全国大会へよく出場しており、部活動が盛ん。商業高校のため、全商検定の合格が一番の目標となる。

 

【操作方法のご案内】Monoxer基本操作 ”2つのポイント”

2学期に向けてぜひ押さえていただきたい「Monoxer基本操作」として、2つのポイントをご紹介します。

Monoxer基本操作 ”2つのポイント”
①課題の配信
②学習状況の確認とリアクションの送付

 

①課題の配信

▷その1:学習計画の作成
・学習計画を作るとは、「学習期間を設定すること」です。何日間で実施するか、生徒にやり遂げてほしい期間を設定します。
・設定する学習期間の長さによって、生徒様が1日に取り組む分量が変わります。負担やスケジュールを考慮して設定いただくのがポイントです。

▷その2:課題の配信
・課題を配信したいクラスを1つ、もしくは複数選択することができます。例えば「中学3年生の全クラスに同じ問題を配信したい」という場合、タスクの一括操作メニューを使えば、一回の操作で中学3年生の全クラスに課題を配信できます。
・日時を指定した「予約配信」も可能です。

※Monoxerで購入した有料コンテンツについても、同じ手順で課題を配信できます。
・配信したいクラスを選択後、タスクの一括操作メニューより「Bookの追加」→「導入済コンテンツ」をクリックすれば、購入したコンテンツが一覧表示されます。
・気軽に問題に触れてもらいたいときなど、学習計画を付けずに配信することも可能です。学習の狙いに応じてご利用いただけます。

 

②学習状況の確認とリアクションの送付

▷その1:学習状況の確認
 確認したい内容に応じた指標を選び、ご確認いただくのがポイントです。

 例1)学校全体のMonoxer利用率を確認したい
  →「アクティブ率」「学習回数ランキング」

 例2)スクール内の学習状況を生徒別に確認したい
   →「学習者分析」
  ※「学習者分析」のデータは、PDFダウンロード可能です。面談時など実際に生徒様にお見せいただく使い方もできます。

 例3)担当している1クラスの詳細な学習進捗を確認したい
   →「学習履歴」「記憶状況」など
  ※「記憶状況」は、課題ごとに表示を切り替えて確認することも可能です。

▷その2:リアクションの送付
 現在配信している課題に対して、リアクションボタンを押すことができます。まさに今取り組まれている問題について、生徒様にリアルタイムでお声がけできるのが当機能の特徴です。

上記手順についてご不明な点がございましたら、Monoxer担当者までお気軽にお問い合わせください。

 

【座談会】
掲示物で”見える化”する

ミンチェンス・シャーク先生(松本国際高等学校)

学習計画は1年分
本校では、英検に向けた単語学習にMonoxerを使っています。去年はその都度、学習が終わったタイミングで次の課題を配信していましたが、今年は事前に「1年分の学習計画」を配信しています。予約配信にしているものは、その日付になるまで生徒は学習を始められませんが、学習計画は4月〜翌年2月末まで作成しています。  

単位・成績への反映
積極的に学習する姿が見られない生徒も「単位になる」とわかるとやる気になるので、「2月末までに配信している課題が終わらないと進級できない」というように生徒には話をしています。

掲示物の作成
全員の教員がMonoxer管理画面から、生徒の学習進捗を見られるわけではありません。そのため、Monoxerから一括ダウンロードしたデータを活用して、クラスごとに完了日数がわかる表をExcelで作成しています。この表を印刷して、各教科担当に渡し、教室に貼り出してもらっています。
掲示物を最初に見たときの生徒の反応は「えーーー」や「よしっ!(ガッツポーズ)」など、さまざまありましたね。目標とする完了数を超えると表にある自分の名前がグレーになるので、これに刺激を受けた生徒たちはどんどん速くグレーになるようになりました。

 

小学生には”100”という数字が大事

川人 祐介先生(なぎさ公園小学校)

活用の経緯
本校では、英検に向けた単語学習にMonoxerを利用しています。 もともと英検Jr.など取り組んでいましたが、付属の中高もあるので、英検の方が役立つだろうとチャレンジする流れがありました。ただ一方で、どうやって英検の勉強を進めるのかという課題もありました。そんなときに「Monoxerを使って英検の学習ができるのでは?」と考え、去年から取り組みを始めました。

課題の分量
学習計画なしで配信すると、100%になるのにすごく時間がかかります。 小学生にとっては10〜15分という短い時間で進捗率が上がらないと、やる気がなくなってしまうんですね。100という数字が大事なので、1日で毎回100%が表示できるように15〜20エントリを計画配信しています。

紙かタブレットか
全教科に共通することですが、低学年は紙での学習もMonoxerでの学習も、それぞれを使用した学びを経験させるようにしています。高学年については、自分が勉強しやすい方法でやったらいいよと伝えています。Monoxerを使う子もいますし、紙のノートに書く子もいます。生徒自身に合った学習法を見つけることが大切で、その選択肢のひとつとしてMonoxerがあります。

英検4級 合格率55.6%→80.0%
昨年度の話になりますが、英検5級・4級ともにMonoxerを使用して学習した結果、合格率が上がりました。特に4級については合格率80%と予想以上の結果が出たので、今年は6年生にもMonoxerを導入して、5年生・6年生の2学年で上を目指そうと取り組んでいるところです。

漢字をタブレットで覚える
本校では、漢字の暗記についてもMonoxerを活用しています。 これまでは漢字ドリルで学習後、紙のノートに繰り返し書くことで覚えることをしていましたが、そのノートに書く量を減らしたり無くしたりして、覚えるという行為をMonoxerに置き換えて活用しています。 漢字のタブレット学習ですが、生徒の抵抗感はないように見えますね。ほとんどの生徒が漢字をタブレットで学習しています。

 

生徒の”実情”を把握する

諸橋 琢磨先生(早稲田実業学校中等部)

学習目標ごとに分ける
本校は、英文法の学習に「NEW TREASURE」を使用しており、その例文を空所補充の形式でMonoxerで配信しています。英単語は「ユメタン」を使っていますが、こちらは定期試験対策ではなく、学習習慣を身につけることを主な目的としています。

紙での学習との違い
生徒への声がけにMonoxerは非常に役立っていると感じます。 紙の場合、テストの点数だけで生徒のがんばりを判断していました。点が取れなかったとしても、それががんばって取り組まなかったからなのか、それともたまたまなのか、原因によって指導するポイントが変わります。いつどれくらいやったのかトラッキングできるMonoxerは、本当の生徒の実情を把握する上で、助かっていますね。2〜3週間で95%達成していない生徒には「どうしたの?」と状況を把握するようにしています。

感じる変化
これまで勉強をどうやっていいかわからない子たちが、Monoxerだったらできるかもと取り組んだ結果、「こんなに得点が取れちゃうの?」というようなことがいっぱいあったので、Monoxerの力は偉大だなと思っています。

保護者への説明
本校は保護者への説明責任が常にある状態で、加えてMonoxer使用料を各家庭で負担してもらっている背景もあり、成果については先手で報告しています。本校では、これも重要な仕事のひとつです。4月の保護者会では、Monoxerの成果を実際に報告しています。これまでのところ、Monoxerに関する保護者からのクレームは1件もありません。

 

まずは授業中、学習計画を付けずにスタート

釣 愛先生(富山商業高等学校)

定期考査の点数が大幅アップ
現在高校3年生の国語で、BIBLIA2000の語彙(読み書き)をMonoxerで取り組んでいます。本校は勉強が苦手な子も多く、今私が担任をしているクラスは、特に「できる子・できない子」の差があるクラスです。
去年の6月からMonoxerを導入して、その一ヶ月後に定期考査がありました。定期考査前にMonoxerを使用した期間は2週間ほどだったのですが、それでも大きな変化がありました。定期考査で、毎回漢字の問題ばかり20問ほど出す大問があるのですが、10名以上の生徒がいつも0点や2点だったのですが、その子たちが軒並み18〜20点を獲得したのです。採点しながら、私もびっくりしました。生徒たちも「まさかここが得点源になるなんて!」と驚きながら喜んでいました。Monoxerを通して「繰り返しやればできる」ということが証明できましたし、何より本人たちにも「Monoxerならできるかも」という感覚が生まれたように感じます。今思い返しても、本当にありがたかったです。

まずは学校で、みんなでやってみる
勉強していなさそうな生徒が「実はMonoxerをやっている」とわかると、それを見た他の生徒が「自分もやろう」と取り組む相乗効果が生まれるのが、授業中に使う良さだと思います。試行錯誤しながらですが、学習計画を付けずに「ちょっとでもMonoxerに触れること」を最初に意識してみんなで取り組んだことが良かったようです。

教師自身が使う
私自身が生徒と同じTOEICの課題に取り組み、記憶度100%にしました。これをすることで、生徒に胸を張って「なんでやってないの?」と言えるようになりましたね笑 自分自身が使うことで、忙しい生徒でも取り組める出題数の分量がわかるようになったのも収穫でした。

 

まとめ

 

おわりに

当日ご参加くださった皆様、また、本レポートを最後までお読みくださった皆様、誠にありがとうございました!Monoxerでは、今後も継続的にイベントを実施してまいりますので、是非ご参加ください。今後とも、解いて憶える記憶アプリMonoxerをどうぞよろしくお願いいたします。

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